
4月24日(木)に大阪万博2025へ行ってきたので、「行く前に知っておきたいこと」と「各パビリオンの感想」を残しておきます。
「最新技術を見て回る」を目的に一人で万博へ行ったので、「パビリオン巡り」に関する話が中心で、グルメやグループ行動の話はありませんのでご留意ください。
「万博攻略サイトは情報が多すぎて疲れる……」「お役立ち情報は知りたいけど、あんまり詳しく知って楽しみを失いたくない」といった方の参考になればと思います。

GW前の平日でしたが、それでも人は多く各国の予約不要パビリオンは「30分待ち~」でした。(大人気のアメリカ館などは「2時間待ち~」)
ただコモンズ館や企業共同の出展のフューチャーヴィレッジなどの共同出展のパビリオンはほぼ待ち無しで入れました。
行く前に知っておきたいこと
大阪万博には予約してないと見ることができないパビリオンやイベントが多くあり、予約する機会は以下の4回あります。
パビリオンやイベントの予約の機会
- 2か月前抽選
- 7日前抽選
- 空き枠先着予約(3日前抽選)
- 当日登録
多くのパビリオンを見て回るにあたり、その中でも特に「先に知っときたかった…」となったことを書き留めておきます。
空き枠先着予約(3日前抽選)
3日前抽選は先着順なので、人気のパビリオンを予約したいなら3日前の0時直後に予約を申し込む必要があります。
私は日が変わる5分前にアクセスしたのですが、混雑状態でアクセス待ちが発生しており、アクセスおよびログインできたのは0時4分でした……。

7日前抽選で取れなかった「ヘルスケアパビリオン」か「null2」を予約したかったのですが、どちらもすでに予約不可。(7日前抽選で全て埋まっていた可能性もありますが…)
じゃあ他に何を予約しようと「予約可能パビリオン一覧」でいくつかパビリオンや見ているとまたアクセス待ちと、混雑はしばらく続いていました。
これから行く人は、大人気そうなパビリオンは初めから諦めて(当日登録で空きを狙う)、3番人気くらいのパビリオンに狙いをつけておいた方がいいかもしれません。
また空き枠先着予約前日の23時30分ごろにはアクセスして、すぐにログインする準備をしておいた方がいいでしょう。(ログインのタイムアウトに注意)

2カ月前・7日前抽選では大人気パビリオンに全振りしておいた方がいいかも?
でもそれで全て外したら、貴重な予約機会が1つ無駄になるし……
予約時点から「運」と「決断」が迫られます。
当日登録
当日登録は会場に入ったあとマイチケットページからパビリオン予約ができるようになる制度で、以下のルールがあります。
当日登録のルール
- すでに予約が入っている時間帯の予約は取れない
- 当日登録で取ったイベントが終了したら、再び当日登録が可能になる
空き枠先着予約で「何か聞いたことある」程度で適当に予約を取り(19:30~)、入場直後に当日登録で空いてたパビリオンを適当に登録(16:30~)してしまったばかりに、その後はこの2つのルールに苦しめられました……。
「予約まで1時間半……予約不要に並んで見て、予約場所に行くとなると時間が怪しい」
「ヘルスケアが空いてる!でも空き枠先着で取ったの時間被ってる!」
みんな疲れて帰ってしまうのか、17時を過ぎると大人気のパビリオンでも空きが出ることがあったため、下手に予約を取ったことを何度後悔したか分かりません。
もちろん予約を取消せば新たにその時間帯の予約ができるようになりますが、取消して戻ったときに空きが残っているとは限らず、常に「運」と「決断」が迫られているような状態でした。
逆にどうしても大人気のパビリオンを見たい人は、17時以降の予約を空けておけば、運がよければ当日登録で予約を獲得できるかもしれません。

並んでいる時間を利用して、当日登録を細かくチェックしましょう!
万博関連アプリ
万博関連の公式アプリは6つあります。
万博公式アプリ
- EXPO 2025 Visitors
- EXPO2025 Personal Agent
- EXPO2025デジタルウォレット
- EXPO 2025 バーチャル万博 ~空飛ぶ夢洲~
- (使ってない)EXPOグリーンチャレンジ
- (使ってない)EXPOホンヤク
私も全てのアプリを使ったわけではありませんが、使ったアプリはいずれも使用開始に長々とした利用規約が表示され、何かする度にログインを求められる使い勝手の悪いものでした。
そんな中でも、以下の2つは何度か使いました。
EXPO2025 Personal Agent
いくつかの機能がありますが、中でも目的パビリオンまでの最短ルート表示は何度か使いました。
「前のパビリオンが想定以上に時間がかかり、次の予約まで時間がない!」という時に役立ちます。
EXPO 2025 バーチャル万博 ~空飛ぶ夢洲~(VR万博)
会場と同じ配置でパビリオンが並んでいるので、下見に役立ちました。
バーチャルで建物の外観を覚えていると、会場でふと見覚えのある景色が現れ、自分の今いる位置や向いている方向が分かるようになります。
またパビリオンの入口の場所を事前に確認できたのも、地味に助かりました。
ただし配置は同じですが、縮尺や表現の関係で現実のパビリオンと印象が異なる建物もあるので過信は禁物。
また入口も、予約と自由入館で入口が異なるパビリオンも多いため、こちらも過信は注意。

なおパビリオン内はバーチャルと現実で「全く異なる」ものがほとんどです。
リアル会場・バーチャル会場で2度楽しみましょう!
非公式マップ
万博公式のマップは地図とパビリオン名が別の場所に書いてあり、使い勝手がよくありません。
X(旧Twitter)で@t_tsujiさんが公開されている、建物位置・パビリオン名・予約が必要かどうか?がまとめて書いてある非公式マップが非常に役に立ったので、ここでご紹介しておきます。
万博のパビリオン巡りを主目的とした地図をVer2.00にバージョンアップ
— つじ@万博1/7回目 (@t_tsuji) April 24, 2025
(リンクはGoogledriveのpdf)https://t.co/NCIJK7DmiD
・パビリオンの入場方法を最新情報(4/24)に更新
・飲食関係(水飲み場含む)、エレベーター、
当日予約登録の場所を追加
ネットプリント、根拠資料、今後の更新等はリプに pic.twitter.com/fDnUG4gHDF
- 事前にダウンロードや印刷しておけば通信やログインは不要ですぐ見れる
- 予約専用のパビリオンは一目で除外できる
- 会場全体がスムーズに見られる
など、公式マップの不満点を見事に解消した素晴らしいマップです!
「地図は拡散、二次配布、改造等何でもやっちゃってください」とのことなので、ぜひ使わせていただきましょう!

私も会場では、基本的にこのマップしか見ませんでした
万博に行った感想
ここからは私が見たパビリオンの感想です。
初めに総合的な感想を述べると、以下の通りです。
VR慣れしている私からすると、映像に頼った展示が多く、また抽象的な内容も多かったのでテクノロジー面では「期待外れ」でした。
アートや工芸品を見るのも好きなので行って後悔はしていませんが、「テクノロジー」や「未来の生活」といったことだけに期待しているなら、並ぶ時間の多さを考えると行く価値はあまりないかもしれません。
ということで、各パビリオンの感想も冷めたものが多くなっています。
これから万博に行こうと目をキラキラさせている方は、見ないことをオススメします。

自分の日記として書き残しただけなので、本音ぶっちゃけのクソみたいな内容なので悪しからず。
【約15分】フーチャーライフヴィレッジ(自由入場)

いろんな企業の展示が集まっているスペース。
万博会場の端っこにあることもあり、空いていることが多く時間つぶしに丁度いい。
空き時間にフラりと寄ったので全く何もメモしていないが、なんか脳波測定器を着けて無重力をテーマにした360度アートを見た。
下を見ると自分の頭が見えるというのが面白かった。
肝心のアートは、よく分からなかった…
記憶頼りに調べたら『Zero Gravity Art』でした。
常設展示とのこと。
期間によって参加企業が変わるらしいので、いつ行っても新鮮な気持ちで楽しめるかもしれない。
【約30分】未来の都市(7日前予約・シアター付き)

抽象的な未来のイメージな展示が多く、期待外れだった。
シアターは、「理想の未来」がテーマの参加型アンケートで、その時の参加者たちの選択で結末が変わるらしい。
が、理想の未来として提示される3つの未来が、どれも抽象的かつディストピアみたいな感じで正直わくわくしなかった。
3つの未来をうまいこと混ぜた未来が欲しいと思いました。
シアターの内容は、バーチャル万博でも体験可能らしいので、興味のある人は試してみては。
【約1分】空飛ぶ車

未来都市の出口から出るとちょうど目の前が「空飛ぶ車」の展示だったので、偶然見学。
修学旅行に来たと思われる小学生たちから「どこが車やねん!」とツッコまれまくってました。
私もそう思いました。
【約5分】よしもとwarai myraii 館(自由入場)

ちょっとしたアーケードゲーム(?)や、押しても何も起こらないボタンなど、よくわからない展示ばかりだった。
お笑いで言うと「シュールな笑い」ってやつ?
関西のノリとは違う。
正直、よくわからなかった。
【約10分】null2(整理券入場)

午前中に運よく整理券を確保できたので入場。(10時30分ごろに整理券配布に並び、14:30の入場券を獲得)
何を見せられたのか分からない……
「これが天才落合陽一の頭の中」のという感じで、本当によくわからなかった。
やはり予約して見れるアプリ必須の展示が見たかった……。
整理券を手に入れるために並んだ時間、入場するために並んだ時間を考えると、今回見たパビリオンの中で一番がっかりだった展示。
「これが落合洋一の頭の中か……おもしれえ!」と通ぶりたい人にしかお勧めできない。

バーチャル万博での展示もよく分からなかった……
「理解できない未来」がテーマなのだろうか……
【約10分】ペルー(自由入場)

ペルーのPR映像が大画面で楽しめる。
特産品の展示や販売がある。
正直、コモンズ館の展示に毛が生えた程度。
【約25分】韓国館(自由入場)

入場前に専用ブースにて、アンケートに答える形で音声を一つ録音する。
第一展示では、その入場者たちの声が音になりリズムになり、一つの音楽が作られる……という体験ができる。
第二展示では、息が二酸化炭素になることを直感で体験できる。
第三展示では。未来の生活をイメージしたPVが見られる。
エンタメとしては悪くなかったが、全体的に「万博でやることか…?」と思ってしまった……。
【約10分】いのちめぐる冒険 ANNIMA(当日登録)

「命」をテーマにしたアニメーションが「床振動」とともに楽しめる4DX体験。
途中でジャンプするところもあったので、足が疲れてないときに見てたらまだ楽しめたかも……(この時点でもう16:30でヘロヘロだった……)
【約5分】モザンピーク(自由入場)

モザンピークのPR映像や名産品の展示が楽しめる。
また名産品の販売もあった。
待ち時間無しで入れ、中にイスもあったことから実質休憩所みたいになってた。(時間帯も悪かったかも)
【約15分】大阪ヘルスケア(自由入場)

話題になっていた「動く心筋細胞」や、「人間洗濯機」などがあった。
人間洗濯機は特定時間で実演もしているらしい。(次パビリオン予約のタイミングで見れなかった)
また、各企業が最新技術を使って環境に配慮した製品の展示や、飲食スペースもあった。
大々的に報じられている「未来の自分が見える『リボーン体験』」や「モンスターハンターの世界が体験できる」は予約を勝ち取らないと見れない。
勝ち取りたかったな…
【約30分】関西館(当日登録)

滋賀、京都、兵庫、奈良、和歌山、鳥取、徳島、福井、三重の9府県の展示やPR映像が楽しめる共同館。
旅行先として参考になる情報ばかりなので、行って悪くはなかった。
次の予約があったので京都・兵庫・鳥取だけ見て出てしまった。
もう少しゆっくり見たかった。
【約15分】NTT Pavilion(空き枠先着予約) ★オススメ

第1展示では「通信の歴史と未来」の映像を、第2展示では「Perfumeの4DXライブ」を、第3展示ではAI技術を使った「どこまでが自分か?」を問いかける体験できる。
特に第3展示は、一人ひとり撮影した1枚の全身写真から、顔を若返らせたり逆に老けさせたり、表情が変化したり踊りだしたりと「ここまでできるのか」という最新技術の凄さを実感できた。
今日体験したパビリオンの中で最も「エンターテインメント性」が高く、かつ「"今"の最新技術」を体験できる内容で、一番面白かった。
コモンズ館(自由入場) ★オススメ

多くの国の展示やPR映像が見られる共同出展。
「クレヨンしんちゃんの劇場版で出てくるどこかの部族」でしか見たことがないような、怪しい仮面とか遺物がたくさん見れて面白い。
みんな壁に沿って国を見て回るため、館内中央あたりに出展している国はガラガラでかわいそうだった……。
また、ほとんどが「触れないでください」だが、一部「ご自由にお触りください」の展示があった。
説明プレートを読まないと気付けないので、せっかくの触れる展示を素通りする人も多く見られた。
手のイラストに禁止マークがある/なしで見分けられるようにするなど、一目でわかる工夫がほしかったな……
またVRで観光PR映像が見られる国も多くあり、新しい技術が気軽に体験できる穴場スポット。
大屋根リング

1周2kmもあるらしい大屋根リング。
「ひと区画歩こう!」とかやると、意外と長距離を歩くことになり後悔する。(特に南側)
開放感もあり、個性豊かなパビリオンが一望できるのは案外悪くなかった。
ただ地上と比べると休憩できる場所が少なく、夏休みとかだと下りエスカレーターも大混雑して地獄になる気がする……
いのちのパーク ★オススメ

シグネチャーゾーンの交差点にある柱に囲まれたエリア。
15分に一度、目の前が真っ白になるレベルで霧が噴き出してくる。
日本・海外問わず子どもはみんな大はしゃぎ、大人もちょっとワクワク。
「世界平和」や「世界共通」を一番感じる場所だった。
ただマジで目の前が見えないところを子どもが全力で駆け回るのは、少し心配になった。
大人の皆さんは、子どもとぶつかってケガをさせないよう、注意してあげてくださいね。
これが未来…? 不満万博2025
平日にもかかわらず人出は多く、会場内はあちこちに待機列ができていました。
目安の待機時間は看板やスタッフさんに聞けば分かりますが、パビリオンの所要時間は分からず、予約との兼ね合いに常に悩まされました。
「また待機列は目の前にあるがつづら折りで最後尾が分かりにくい」、「予約者・一般で入口(待機列)が分かれている」などもあり、当日行ってみないと分からないことが非常に多くありました。
期待していた最新テクノロジーや技術面での展示がいまいちだったこともありますが、その前に「予約を外したら見たいパビリオンはみられない」というシステムにどうしても不満が残ります。
高いお金を払ったにも関わらず、一番見たいものが見られない……
関連アプリも起動すれば規約 規約 規約で、「なんだか未来は窮屈そうだなぁ」という、あまり未来への希望が見出せない万博でした。
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