予告編
※当記事で使用している画像は、全て予告編や特報の動画のキャプチャを使用しています
1月末で退職し、完全に無職になりました。(1月中から有休消化でずっと休みだったけど)
もう辞めちゃった身ですが、たまたまAbemaで「ちょっと今から仕事やめてくる」が無料配信されていたので見ました。
前にも見たことがありましたが、「起承転結がしっかりしてる」&「分かりやすいストーリー」で面白い映画です。
ただセリフ回しがやや大げさで、ブラック企業の表現が暴力・暴言ばかりで(さすがにこんな会社は今どきねーよ……ないよね?)、リアリティを求める人には向きません。
「ちょっと仕事が嫌になってきたなー」くらいの時に見ると、自分の仕事感を考えつつ、頭カラッぽでも見れる映画です!(一行で矛盾してますが、褒めてます)
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「ちょっと今から仕事やめてくる」のあらすじ
【ストーリー】
Amazon商品ページ「ちょっと今から仕事やめてくる 通常版 [DVD]」より
ブラック企業で働く青山隆(工藤阿須加)は、仕事のノルマが厳しく精神的に追い詰められていた。
疲労のあまり駅のホームで意識を失い、危うく電車に跳ねられそうになってしまう。
すんでのところで青山を救ったのは、幼馴染みのヤマモト(福士蒼汰)と名乗る男。
だが、青山には彼の記憶がまったく無かった―
大阪弁でいつでも爽やかな笑顔をみせる謎の男、ヤマモトと出会ってからというもの、青山は本来の明るさを取り戻し、仕事の成績も次第に上がってゆく。
そんなある日、青山がヤマモトについて調べると、何と3年前に自殺していたことが分かる。
それではヤマモトと名乗る、あの男は一体何者なのか?
そんな話じゃな……くはないけど、引きがおかしい。
あらすじ引用しようといくつか情報サイトを探したら、どこも「ヤマモトの正体は!?」って書いてるけど、そこそんなに重要じゃない!
むねりょ的あらすじ(軽いネタバレあり)
- 【起】仕事が嫌になった青山は電車に轢かれようとするが、通りがかったヤマモトに助けられる
- 【承】明るいヤマモトと過ごすうちに青山も明るくなり、仕事もうまくいくようになってくる
- 【転】そんな折に仕事でのミスが発覚、仕事に再び絶像して自殺を考えるが……
- 【転】ヤマモトの説得で青山は自殺を止め、数年ぶりに実家に帰って両親と「人生観」について話す
- 【結】両親の思いを聞いた青山は、仕事を辞める決意を固める!
「ちょっと今から仕事やめてくる」のベストシーン
会社内でのシーンは暴言・暴力ばかりで、同じような境遇にいる人は現実がフラッシュバックするかもしれません。
「今どきこんな会社ねーよ」とは思いつつ、新卒で入った会社で上司から人格否定を繰り返されたら、同じように追い詰められるかもしれないとも思ってしまいます。
辛い会社の場面があるからこそ、退職を伝えた後の青山がカバンを振り回しながら横断歩道を渡る場面は、何度でも見たくなるほど爽快なシーンです!
「ちょっと今から仕事やめてくる」で気になったところ
青山の退職を見届けた後、ヤマモトは青山と会うことなく姿を消します。
消えたヤマモトを探す中で、「ヤマモトの正体」や「なぜヤマモトがそこまで青山を気にしていたか」が語られます。
本作の展開は良くも悪くも期待を裏切らない展開であり、「ヤマモトの正体」や「行動原理」に意外性はあまりありません。
終わりの30分が「ヤマモトの正体」と「行動原理」に割かれており、これまでの1時間30分と比べると退屈に感じました……。
それぞれの人生観
ヤマモトから自殺を止めるよう説得を受けた青山は、両親に会うため数年ぶりに実家を訪れます。
突然の帰宅にも関わらず、両親は何も聞かず温かく迎え入れてくれました。
青山から「俺が会社やめたいって言ったらどうする?」と聞かれた両親は、次のように応えました。
母親:
別にいいんじゃない? だって会社は世界に一つじゃないんだから。
父親:
まだ若いんだ、今のうちにいくらでも失敗すればいいじゃないか。
人生なんて、生きてさえいれば案外なんとでもなる。
覚悟を決めた青山が、上司に退職の意を伝えると次の反論が返ってきます。
上司:
社会ってもんが分かってねぇんだよ!これくらいのことでくじけるようなヤツは、何やったって、どこ行ったってダメに決まってんだよ! 結局全部放り出して、逃げるだけじゃねぇかよ! なめてんじゃねーぞ、甘いんだよ!
青山:
今はまだ、自分が何をしたいのか、何が出来るのかも分かりません。でも、これからは青い空をいつも見て笑って、自分にウソをつかないで生きていたいんです。
上司:
そんなもんで、飯が食えると思ってんのかよ!
そして会社をやめた青山は、ヤマモトを追ってバヌアツ共和国へ行き、ボランティアとして活動を始めるところで映画は終わります。
ちょっと仕事をやめて、それからどうすんの?
現実では、仕事のことも生活のことも考え、生きていく必要があります。(「ワーク・ライフ・バランス」ってやつですね)
私は青山のご両親と違い、「人生なんて、生きてさえいれば案外なんとでもなる」とは思っていません。
「人間いつかは死ぬ、飯が食えなければ死ぬのが早くなるだけ」と思っているので、思い切って仕事を辞めることができました。
そんな私でも、青山がバヌアツ共和国に行ってしまう最後の展開は、「それ飯食っていけんの?」とやや上司の考えに共感してしまい、ハッとしました。
私も心の底から、「人生は仕事だけじゃない。好きなことをして、死ぬときは死ぬだけ」と思えていないのでしょう……。
『私の人生観』について、少し考えさせられました。
『あなたの人生観』はどうでしょうか?
「ワーク・ライフ・バランス」は極端なことになっていませんか?
無理をしないと過ごせない比重に、なっていたりしませんか?
映画でも見ながら、たまには「人生観」や「ワーク・ライフ・バランス」について、考えてみてはいかがでしょうか。
「ちょっと今から仕事やめてくる」が配信されているサイト
(2023/02/01 時点での配信状況です。最新の配信状況については、各配信サイトにてご確認くだい。)
配信サイト(作品ページ) | 無料お試し |
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