メタクエストのVR卓球でよくおすすめされている、『Eleven Table Tennis VR』と『Racket Fury: Table Tennis VR』。
メタストアでの評価は『Eleven Table Tennis』の方がちょっと上ですが、お値段は『Racket Fury』の方がちょっと安いです。
どっちがいいか、悩みますよね…。
どちらも購入した私の意見を言うと、この2つは本当に甲乙つけがたい、よくできたVR卓球ゲームです!
ただし、細かなところに違いがあるので、次の基準で決めることをおすすめします!
オンラインで対戦したい人、卓球がうまくなりたい人 ⇒ Eleven Table Tennis VR
一人で楽しみたい人、試合よりもラリーを楽しみたい人 ⇒ Racket Fury: Table Tennis VR
「卓球初心者」視点で、『Eleven Table Tennis VR』と『Racket Fury: Table Tennis VR』を比較レビューします!
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基本情報
Eleven Table Tennis | Racket Fury | |
---|---|---|
値段 | 2,990円 | 2,208円 |
評価(Questストア) | 4.6 | 4.0 |
サポート機種 (両ゲーム共通) | Quest、Quest 2、Meta Quest Pro ※クロスバイ対応 | |
対応言語 | 日本語(※)、英語、他12言語 ※未翻訳部分あり | 英語 |
容量 | 820MB | 1,2GB |
クロスプラットフォーム | Quest、Rift、Steam、Pico全てで相互対戦可能 | Quest⇔Rift間のみ |
用語解説
- クロスバイ:Quest版を購入することで、Rift版も購入扱いになるメタストアの制度。Oculus Linkなどを使いパソコンでRift版を起動することにより、高画質な環境でプレイができる。
- クロスプラットフォーム:異なる機種や異なるストアで販売されている同名ゲーム同士にて、オンラインプレイができるシステム。
特徴の比較
Eleven Table Tennis の試合中
Racket Fury の試合中
VRと卓球の相性はバッチリ!
どちらのゲームも卓球をよく再現しており、プレイしている感覚は現実の卓球そのものです。
そのため、どちらもプレイスペースが最低でも「左右1.5m × 前後1m」は必要になります。
ただし球の挙動については、どちらも違和感を覚えるところがあり、その再現性は完璧ではありません。
「どちらの方がリアルか?」は好みによって異なるようで、『Eleven Table Tennis』を評価する意見、『Racket Fury』を評価する意見どちらありました。
打った感じは『Eleven』、スピンのかかり具合は『Racket Fury』がリアルという意見が多かったです!
私も打った感じは『Eleven』の方がリアルだと思いました!
スピンはほとんどかけられないので、分かりません…。
「挙動のリアルさ」か、「ゲームとしての楽しさ」か
Eleven Table Tennis のラケット設定
Racket Fury のラケット設定
卓球台の高さや位置、ラケットとコントローラの位置調整などは基本的な調整はどちらのゲームも可能です。
ただし『Eleven Table Tennis』の方が、ラケットの跳ね返りが表面と裏面個別に調整できるなど、細かい調整が可能です。
卓球のイメージが鮮明にあるならば、『Eleven Table Tennis』の方がより理想の挙動に近づけることができるでしょう!
トレーニングモードでの設定の細かさも『Eleven Table Tennis』の方が多く、卓球をうまくなるためのシミュレーターって感じです!
『Racket Fury』では、ラケットの細かな調整はできません。
しかし物理方式(球の挙動)に、ゲームらしい楽しさを求めた「アーケード」と、リアルさを求めた「シミュレーション」が用意されています。
「アーケード」にすると「当てれば返せる」くらい簡単になるので、『Racket Fury』ならば卓球初心者でも楽しくラリーを続けられます!
BGMやSEも『Racket Fury』の方が派手でなので、楽しく卓球をしたい方には『Racket Fury』がおすすめです!
オンライン対戦中に優劣はありません
Eleven Table Tennis のマッチング
(非ランク戦なら、実力と通信状況を見て選べる)
Racket Fury のマッチング
(サーバーと物理方式を選んだら、自動マッチング)
『Racket Fury』のJAPANサーバーは人がいないため、オンライン対戦目的ならば『Eleven Table Tennis』一択です。
『Racket Furry』でも、海外サーバーを選べば一応マッチングします!
ping値が高すぎて(=ラグが大きくなる)高確率で対戦お断りされますが…
ただし、マッチング後の動作(ラグの起きやすさ、対戦前後の操作性など)に大きな優劣はありません。
どちらもラグ発生の度合いは、対戦相手との距離によって大きくも小さくもなります。
どちらもラグがなければ、1人プレイでCPUと対戦するときと同じように、オンライン対戦ができます。
何かしらで優劣をつけるなら、『Racket Fury』の方がキャラ装飾のカスタマイズ幅が広いので、相手の見た目に個性があるくらいでしょうか。
オンライン対戦は知り合いとのみ行うのであれば、『Racket Fury』の方が個性が出て楽しいかもしれません。
Eleven Table Tennis の見た目設定
(アニメ調のネコを選ぶ人が多い。私は甲冑を選択)
Racket Fury の見た目設定
(4部位のパーツ組み合わせで個性が出るが、見せる相手が見つからない)
Eleven Table Tennis VR 感想:卓球がうまくなりそう
オンライン対戦メインで、強くなるために1人用モードがあるという感じです。
オンライン対戦のマッチングは早く、今のところ過疎の心配はありません。
対戦時、相手の表示は顔とラケットだけですが、それでも案外コミュニケーションできます。
もちろんボイスチャットもありますが、ボイス無効の人や有効でもほぼ無言の人が多かったです。
一転、一人用ゲームとして見ると、かなり寂しいです。
CPUに感情表現はなく、ラケットにくっついて顔が浮いているという感じ。
「ラケットだけ表示したほうがいいのでは?」と思うレベルです…。
またトレーニングの種類は豊富ですが、ひとり黙々とやる雰囲気が強く、思うように打ち返せない卓球初心者にはやや辛いトレーニングが多いです。
BGMの単調さが、寂しさに拍車をかけます…。(卓球センターに行って、室内のBGMをバックに黙々と自主練をしている感じ)
「卓球を楽しめるか?」が試されるゲームで、下手くその私には合いませんでした…
Racket Fury: Table Tennis 感想:楽しくできる卓球ゲーム
オンラインが過疎っているので、基本的には1人用オフラインゲームと考えたほうが良いでしょう。
しかしできることは『Eleven Table Tennis』より少なく、オンライン対戦(過疎)、キャンペーンモード(CPUとの試合)とトレーニング(CPUとの打ち合い)、自キャラの着せ替えの4つだけです。
また着せ替え以外は全てCPUと向かい合っての「対戦形式」になるため、見た目のバリエーションも乏しく、合わないと飽きが早いかもしれません。
ここまで悪いことばかり書いてしまいましたが、CPUの存在感が強く、プレイするとかなり楽しいです。
ラケットに当てたとき、スマッシュを打ったときの効果音が気持ちよく、ラリーの1球1球が楽しくなります。
また得点を決めたとき・決められたときにCPUがオーバーにリアクションしてくれるので、1点の取り合いも楽しいです。
「スピンをかけたとき」や「スマッシュを打ったとき」にエフェクトが表示され、「あの球を返した……だと!?」とテニヌごっこも可能!
エフェクトは設定で無効にもできます!
物理方式(球の挙動)を「アーケード」にすると、とりあえず当てただけでも割と返ってくれるので、卓球初心者でも安心!
実力がついても(ついてるか?)、オンラインが過疎っていて対人で試せないのが残念です。
ラケットアクセサリーで没入感アップ!
卓球ラケット型のアクセサリーを使用することで、さらにVRへの没入感がアップします。
色が付いている部分は本当にラバーが貼られているので、指が当たったときに本物のラケットを持っている感覚になります!
ガッチリと固定されますので、振り回してコントローラが飛んでいく心配もありません!
ただしアクセサリー分、コントローラ(ラケット)がさらに重くなることには注意です!
リアルで卓球ラケットをよく持つのであれば、重量の違いに違和感があるかもしれません。
まとめ:「卓球」がうまくなりたいならEleven、「卓球ゲーム」がしたいならRacket Fury
メタクエストで評判の良いVR卓球ゲーム、『Eleven Table Tennis VR』と『Racket Fury: Table Tennis VR』をご紹介しました!
改めて、おすすめの判断を基準です!
オンラインで対戦したい人、卓球がうまくなりたい人 ⇒ Eleven Table Tennis VR
一人で楽しみたい人、初心者でラリーを楽しみたい人 ⇒ Racket Fury: Table Tennis VR
私はオンライン対戦が苦手で、卓球初心者なので『Racket Fury』の方が好きです。
『Eleven』もたまにやるので、muneryoを見かけたときは、よろしくお願いします!
どちらもVR卓球ゲームとして文句のない完成度です!
自宅で気軽に卓球、運動にもダイエットにもおすすめです!
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