自宅に居ながらサイクリングやスケートボード?で世界中を旅行できる『VZfit』。
このアプリの開発元が発売した旅行アプリ『FLY』が「かなりGoogle Earth VRっぽい」と話題です。
Google Earth VRを遊ぶにはゲーミングPCが必要なので、Questだけで同じことができるのは嬉しいですね
一方、同じようにGoogle Earth VRっぽいアプリとして、『EarthQuest』もあります。
見え方の比較(スカイツリー)
上記画像は少し古く、現在は『FLY』も『EarthQuest』も同等の画質で表示できるようになっています
同じようなアプリですが、機能や使い勝手が異なります!
この記事で「どう違うのか?」を知って、自分の旅行スタイルに合った方を選びましょう!
【2024/09/06 追記】
度重なるアップデートで、この2つは似たようなアプリになりました。
「できること」は『Earth Quest』が優位ですが、グラフィック設定が細かくあり、ちゃんと好みに調整しないと処理落ちが多発します。
細かいことはいいからとにかく飛びたい!という方には『FLY』がおすすめです。
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アプリの概要
【FLY】
価格 | 1,690円 |
容量 | 504.12 MB |
対応デバイス | Quest 2/3/Pro |
日本語対応 | なし |
特記事項 | 頭を前後左右させて移動する操作が気持ちいい(スティック操作も可能) |
【EarthQuest】
価格 | 890円 |
容量 | 750.53 MB |
対応デバイス | Quest 2/3/Pro |
日本語対応 | なし(DLCのAIガイドは日本語対応) |
特記事項 | 快適に遊ぶにはマップデータを自分で用意する必要あり(詳細は以下の記事参照) VRでも予算内で旅行しよう!Google Earth VRっぽいアプリ『EarthQuest』の使い方を解説 |
機能の比較(FLY・EarthQuest)
今まで多くのVR旅行アプリを触ってきた経験から、『FLY』と『EarthQuest』の機能を比較してみます。
いずれも記事執筆時点での状況のため、今後のバージョンアップで機能が追加・削除される可能性があります。
機能 | FLY (Ver.1.2.0) | EarthQuest (Ver.34.00) |
---|---|---|
検索して移動 | ○ | ○ |
名所の初期登録 | ○ | × |
ツアー機能 | × | × |
ランダム移動 | ○ | ○ |
地点登録 | ○ (最大36か所) | ○ (最大7か所) |
平面地図の表示 | × | ○ |
方位表示 | ○ | ○ |
地点名の表示 | ○ | △ (平面地図上のみ) |
時間経過 | × | △ (影は動かない) |
ストリートビューの表示 | ○ (表示中の移動は不可) | ○ |
マルチプレイヤー | × | ○ (2人まで) |
観光補助 | ランダム表示 | AIによる音声ガイド (DLC 690円) |
一言でまとめると、以下の使い方がおすすめです。
- FLY:「位置が分かっている場所」へ旅行しよう
- EarthQuest:「興味を持って」旅行しよう
FLYの旅行:方位を見ながら自由散策しよう
『FLY』では東京やニューヨーク、グランドキャニオンといった名所へ瞬間移動ができるので、名所を起点に方位を見て観光地へ移動する旅行ができます。
またワールド上に場所の名前が表示されるため、場所さえ分かれば登録のない名所も見落とすことなく旅行することができます。
表示された名前をクリックすると、口コミがランダムで1件表示されるのも面白いです!
また『FLY』では、頭を前後左右させて移動する方式 と スティック移動方式、2つの移動方法が選択できます。
頭での移動は面倒かと思いきや、少し頭を傾けるだけで滑らかに動いてくれるので移動が気持ちよく、「ただ見て回るだけ」が非常に楽しくななります!
頭を傾けながら道路に沿って移動すると、さながらレースゲームのよう!
ストリートビューを表示する機能がないことだけが残念ですが、Quest単体で動作する「GoogleEarth VR」に最も近いアプリと言えるでしょう!
(2024/08/21 追記)
ストリートビュー表示機能が追加されました!
しかし残念ながら、口コミの表示機能はなくなってしまいました。
EarthQuestの旅行:興味を持って旅行しよう
『EarthQuest』には従量課金制のAPI使用料もかかるため、何時間も自由に見て回る旅行には向きません。
ある程度は観光するエリアや旅行時間を決めて楽しむとよいでしょう。
無料枠で月20時間程度は遊べる(もっとイケるかも?)ので、そこまで気にする必要はありません
最大3名のマルチプレイヤーに対応しているため、友だちと知識を出し合ってとワイワイ旅行すると楽しいかもしれません。
Google Earth VRと同じく、ストリートビューの表示にも対応しているので、実際の景色を360度写真で見ることもできます。
友だちがいない人は、DLCのAIガイドを使えば「近くの観光地を教えて」と聞くだけで、AIが名所をガイドしてくれます。(AIの使用は連続50回まで、時間経過で回復)
AIガイドに「○○にテレポートして」と伝えると、瞬間移動で連れて行ってくれます!(たまに移動してくれないこともあり)
マップ上に地点名の表示がないため、自分で興味を持って調べる、Googleマップで周囲を確認する、AIに聞くというなど自発的な行動を起こさない限り、ただ地球上にある建物を眺めるだけになってしまいます。
そういったところで、『EarthQuest』は興味を持ってアクティブに動ける方向けのアプリと言えるでしょう、
見え方の比較(FLY・EarthQuest・Google Earth VR)
『FLY』・『EarthQuest』・『Goole Earth VR』で、スカイツリーから東京タワーを見てスクリーンショットを撮影しました。
私の感想も書いていますので、購入の参考にしてください。(赤字:メリット / 青字:デメリット)
- 右奥の山は見えない
- 見える範囲は全て建物が表示される
- 時間の概念が無く、影が動かない
- 右奥の山までハッキリ見える
- 遠くは地形だけ表示され、建物は出ない
- 時間の概念はあるが、影は動かない
- 右奥の山はかすみがかかっている
- グラフィックは美しく、読み込みも早く快適(ただしパソコンの性能次第)
- 時間の概念があり、時間に合わせて影が動く
『EarthQuest』は建物の読込範囲が狭いので、ちょっと上空から大都市を見ると外側に大平原が広がっています……
世界の広がりが全く感じられないので修正してほしい……
全員にオススメの『FLY』、人を選ぶ『EarthQuest』
メタクエスト単体で「Google Earth VR」のように世界中を飛び回れるアプリ、『FLY』と『EarthQuest』をご紹介しました。
『FLY』は購入するだけですぐ使える、一般的なアプリです。
できることも『GoogleEarth VR』に近く、移動も滑らかで気持ちがいいため、見て回るだけで楽しいアプリになっています。
一方『EarthQuest』は悪くないアプリなのですが、快適に使おうとすると自分のAPIを登録する必要があり、人を選んでしまうちょっとアプリです。
ただ平面マップ表示・ストリートビュー表示など地図アプリとして欲しい機能は全て揃っている多機能アプリです。
またGoogle Earth VR本家でもできない「マルチプレイ」や「AIガイド」に対応していることは、特筆すべき評価点といえるでしょう。
私は基本『EarthQuest』しか使わなくなりました
『EarthQuest』へのAPI導入方法などは、以下の記事で解説しています。
『FLY』・『EarthQuest』それぞれに特徴があるので、「どんな旅行をしたいか?」自分に合ったスタイルの方を購入してくださいね!
どちらも開発中のため、今後のアップデートに期待です!
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