「沈黙のWebライティング - Webマーケッター ボーンの激闘 -」をご存じでしょうか?
画像引用:沈黙のWebライティング公式ページより
SEO対策、Webライティングについてを会話劇調に解説したコンテンツで、以下の公式ページでストーリーを全文読むことが出来ます。
この「沈黙のWebライティング」には書籍版が存在しており、600ページを超える大ボリュームながら、Web版と同じ会話劇で解説されているため、スラスラ読むことができます。
また、Web版にはない「成果を上げる文章を書くための手法の解説」や「思考法の解説」が、各ストーリーの最後に追加されています。
この追加された解説により、以下の点がより具体的に深堀されています。
- 各章で取り上げている項目が、なぜ重要なのか
- 各項目の内容を活かし、アクセスアップを狙うためにはどんなふうに書けばいいか
書籍版を読んだ感想としては、「この解説を読まないと何の意味もない」レベルで解説が重要だと感じました。
解説により、Webライティング入門に必修な1冊になっています!
「沈黙のWebライティング - Webマーケッター ボーンの激闘 -」は、次のような人にオススメです!
- 「Web版で読んだのに、書籍版を買う必要があるか悩んでる人」
- 「SEOについて体系的に勉強したいけど、本を読むのは苦手な人」
- 「ネットに書いてあるSEO対策をしてるけど、アクセス数が増えないブログ初心者」
書籍版を読んで、Webライティングをするにあたり「特に意識したい」と感じた部分と、私の感想をまとめました。
書籍版購入のご参考にしていただければと思います。
本書は、2022年に改訂版が発売されています。
改訂版(アップデート・エディション)では、SEOの重要キーワードである「4つの検索意図」「E-A-T」「YMYL」に関する解説が追加されています。
謝って旧版を購入しないよう、ご注意ください。(私は旧版を読んでしまいました…)
※記事内の商品リンクは、全て改訂版にしています
Webコンテンツ制作者が意識したい点
無料の写真素材「ぱくたそ」 より 「沈黙のWebマーケティング」の実写化写真素材
なぜ実写化したのか、謎の方向性に笑うしかない
SEOの極意はGoogleのドキュメントに書いてある(第1章より)
未だにネット上でも見かけ、油断すると私もやらかしそうになる、ダメな「SEO対策」があります。
そのSEO対策とは、「見出しや本文にとにかくキーワードを含ませる」こと。
このSEO対策について、ストーリー内では「化石のような知識」だとバッサリ切り捨てられています。
引用:SEOライティングの鼓動 | 沈黙のWebライティングより
では「新しいSEO対策」はどうするかというと、『ユーザーの利便性が高いコンテンツ』を作成することだと、説明しています。
その根拠として、「Googleも一企業であること」と「Googleが掲げる10の事実(Google会社情報)」の2点が挙げられています。
引用:SEOライティングの鼓動 | 沈黙のWebライティングより
これは私が以前作成した、「Googleアドセンスに合格する方法」の記事でも、ほぼ同じことを書きました。
Google のサービスを利用して集客を考える人は、この「Googleも一企業」という意識が特に重要だと思います。
本書内で同じことが書かれていて、少し嬉しくなりました。
Web版では、新しいSEO対策の説明は「ユーザーの利便性が高いコンテンツを作成すること」で終わっています。
しかし書籍版で追加されている解説では「Googleがユーザーの利便性を一番に考える理由」まで踏み込んで解説されています。
この「理由」を理解することが重要だと、書籍版を読んで感じました。
書籍版では、「Googleがユーザーの利便性を一番に考える理由」について、以下の通り解説されています。
書籍版「沈黙のWebライティング」より
- Googleが便利になればなるほど、Googleを使うユーザーが増える
- Googleの検索結果に表示される広告が、より多くのユーザーの目に触れる
- 広告をクリックする人も増える
- Googleの広告収益が増える
書籍版では、この次に「ユーザーにとって利便性が高いコンテンツとは?」の解説が入りますが、その内容については、ぜひ書籍版を購入して確認いただければと思います!(ダイレクトマーケティング)
ユーザーへの最大の配慮は「見やすく、わかりやすい文章」を書くこと(第3章より)
Webライティングのコツとして、「わかりやすい文章を書きましょう」とはよく言いますが、本書ではその理由として『読み手の負担を減らすため』と説明しています。
そして「読み手の負担を減らす」には、『見やすく、論理的にわかりやすい文章』を書かなければならないと説いています。
引用:SEOライティングの鼓動 | 沈黙のWebライティングより
書籍版の解説では、『見やすく、論理的にわかりやすい文章』を書くコツとして、以下のようなポイントが挙げられています。
書籍版「沈黙のWebライティング」より
- 文字のサイズや色、強調のルールに気を配る。
- 行間と改行に気を配り、心地よいリズム感を意識する。
- 長い記事は 「目次」を設置するなど、情報をカテゴライズして整理する。
- 文章だけで表現するのが難しいと感じた場合は、写真やイラストの使用を検討する。
最後のポイントが、いかにも「Webライティングに特化している」という感じがします。
Webというメディアの特性を考えると、全てを文章で伝える必要はありません。
「ユーザーの利便性が高いコンテンツ」を目指すのであれば、画像や動画など使えるもの全てを使って、「伝わる」表現でコンテンツを作成するべきです。
ただ、画像や動画を扱うとなると、当然ながらそれらを編集する技術が必要になります。
画像や映像の編集が出来なくとも収益を上げている人は多くいますが、マルチメディアを広く浅くでも扱えるスキルがあれば、収益が上がる可能性は加速的に増えるでしょう。
なお、『見やすく、論理的にわかりやすい文章』を書くコツとして今回は4個だけ取り上げましたが、書籍版では上記のようなコツが、10個以上解説されています。
また、「漢字ではなく、ひらがなで書いた方がいい言葉リスト」も30個以上解説されており、文章を書く時には手元に置いておきたい1冊となっています。
内容の詳細については、ぜひ書籍版を購入して確認いただければと思います!(ダイレクトマーケティング)
論理的思考を鍛えるには、長い論理に触れることが大事(第4章より)
SEOに強いコンテンツを作るためには「Google検索にて1ページ目に表示されているページ」を研究し、「なぜそれらのページが上位表示されているのか?」を考える『論理的思考』が重要だと説かれています。
引用:秩序なき引用、失われたオマージュ | 沈黙のWebライティングより
書籍版の解説では、『論理的思考を鍛えるコツ』として、以下の3点が挙げられています。
書籍版「沈黙のWebライティング」より
- Webの記事ではなく、書籍を読む
- 誰かと60分以上、ディスカッション、ディベートを行う
- 60分以上の長時間のプレゼンを経験する(企画提案、セミナーへの当番)
「書籍を読む」はまだしも、その後の2つは実行のハードルがあまりにも高いので、私が考える『論理的思考を鍛えるコツ』を書いておきます。
- ドラマ、マンガ、ゲーム、書籍など、何でもいいので話を要約してみる
⇒ネタバレは避ける「紹介文」と、ネタばれを含む「あらすじ」の2種考えてみる。
そして『伝えたい内容が間違いなく伝わっているか』を確認しましょう。 - ドラマやアニメなどの映像作品を、文章で表現してみる
⇒文章を読み返して「映像が浮かんでくるか?」を確認する。
自分で書いて自分で読むと「元の映像」を思い出してしまうので、『人に読んでもらう』か『文章読み上げソフト』を使って出来るだけ客観的に判断しましょう。
書籍版では、「論理的思考を用いて、SEOで効果が出やすいコンテンツ作りの本質」の解説が書かれています。
また、「論理的思考を鍛えるのに、なぜWebの記事はダメなのか?」についても、書籍内で理由が説明されています。
ぜひ書籍版を購入して確認いただければと思います!(ダイレクトマーケティング)
バズを意識したコンテンツを作るには、人間の欲求を刺激する(第7章より)
狙ってバズを作り出すためには、3つのポイントを意識する必要があると説いています。
引用:今、すべてを沈黙させる・・・!! | 沈黙のWebライティングより
作中に登場する「バズボンバー」というライター集団が作成した記事を、上記の引用リンク先で確認できますので、その記事を確認してからこの先を読んでいただければと思います。(『――その頃、みやび屋では』の次に出てきます。下記画像の部分です。)
引用:今、すべてを沈黙させる・・・!! | 沈黙のWebライティングより
ストーリーでは、この3つのポイントについて、バズボンバーが実際に書いた記事を元に解説されています。
記事を見ながら解説を読むと「なるほど!」と思えますが、この記事1つを参考に「自分が作成するコンテンツに応用」しようとするには、なかなか難しいところがあります。
そこで書籍版では、「自分が作成するコンテンツに応用」できるよう、バズり方についてさらに細かく解説されています。
解説の第1段階として、「マズローの欲求5段階説」をあげ、『所属と愛の欲求』と『承認欲求』を刺激する必要があると解説されています。
【マズローの欲求5段階説】
1:生理的欲求
2:安全の欲求
3:所属と愛の欲求
4:承認欲求
5:自己実現の欲求
書籍版「沈黙のWebライティング」より
- 所属と愛の欲求
自分が「社会や特定のコミュニティの一員である」と感じたいという欲求です。- 承認欲求
社会のコミュニティにうまく属せると、次に、「自分の存在を知ってもらいたい」「このコミュニティの中で、価値ある存在として認められたい」という欲求が生まれます。
この2つの欲求になぞらえて、「バズりやすいコンテンツ」を18のジャンルに分類されています。
その1つ1つに「コンテンツの内容例」と「コンテンツのタイトル例」が記載されています。
この「18のジャンル分類」と、それぞれの「内容例」、「タイトル例」がメチャクチャ参考になる情報で、私はいつでも見られるようパソコンの壁紙に設定してしまいました。
この「18のジャンル分類」と「内容例」の解説をもう少し続けます。
例えば、バズボンバーが作成した記事は、次の3つのジャンルを組み合わせた記事だと解説されています。
- オピニオン(賛同できる / 賛同できない意見を取り上げた記事)
- ユーモア(思わず笑ってしまうような面白コンテンツ)
- 怒り(思わず怒りをぶつけたくなるようなコンテンツ)
また、実在の記事の例をあげると、私もつい引用リツイートしてしまったYahooニュースの記事があります。
このYahooニュースの記事を「18のジャンルに分類」にあてはめると、次の4つのジャンルに分類されます。
- オピニオン(賛同できる / 賛同できない意見を取り上げた記事)
- 怒り(思わず怒りをぶつけたくなるようなコンテンツ)
- 貢献(社会貢献につながるコンテンツ)
- ニュース(何かの最新情報、ニュース)
なお、このニュースについて調査したところ、「高級食材」や「100人限定」を批判する声はいくつかありましたが、「偽善」というコメントは全く確認されませんでした。
Yahooニュースの記事タイトルは、まさしく「バズらせるために付けられたタイトル」と言えるでしょう。
余談ではありますが、このニュースについて思うことを以下の記事にて話しています。
お時間がありましたら、お付き合いいただければと思います。
Twitterには「バズれば宣伝」という文化があったり、炎上系ユーチューバーなど「バズらせる」ことを目的とした人がいるなど、Webコンテンツで生活する人にとって【バズ】は切っても切り離せないものになっています。
その近道とも言える情報が掲載されていますので、ぜひ書籍版を購入して確認いただければと思います!(ダイレクトマーケティング)
購入者特典:ストーリーに登場した、参考サイトの「リンク集」
ストーリーの各章末に追加された解説が、一種の「購入者特典」ではあるのですが、本書にはもう1つ購入者特典があります。
作中に登場するマインドマップや各種コンテンツ、ツールへの「リンクをまとめたページ」が、購入者特典としてついてきます。
引用:沈黙のWebシリーズ-読者限定ページ-より
上記ページへのアクセス方法は、書籍を購入して手に入れよう!
この特典ページのおかげで、読むだけではスルーしがちな「書籍内に登場した参考サイト」へアクセスがしやすくなります。
特に特典ページでリンクされているGoogle公式のヘルプ関係について、リンク先の内容は検索上位に表示されるための大きなヒントになりますので、本気でSEO対策を行うならぜひ確認しておきたいところです。
なおGoogle公式ヘルプなので、購入者特典からでなくても自由に読むことはできますが、調べるためのキーワードがわからないと、探し出すことも重要なところを見つけることも難しいかと思います。
ぜひ書籍版を購入して特典から近道をしていただければと思います。(ダイレクトマーケティング)
まとめ:Webコンテンツ作りに大事なことが1冊に詰まっている
無料の写真素材「ぱくたそ」 より 「沈黙のWebマーケティング」の実写化写真素材
せっかくなので実写素材をもう1枚。いい筋肉だ!
書籍版「沈黙のWebライティング - Webマーケッター ボーンの激闘 -」の内容をご紹介しました。
書籍のタイトルに「Webライティング」とありますが、Webやライティングに限らず、「文章の書き方」や「コンテンツ作成に関する考え方」が分かりやすく書かれたオススメの1冊になっています。
本を手に取ると、600ページを超える分厚さにギョッとしますが、Web版そのままの会話劇が続きますので、本が苦手な人でも抵抗なく読み切ることができると思います。
この読みやすさで、コンテンツ作成に必要なことがギュッと凝縮して詰まってます!
特にブログ初心者の方にオススメの1冊です!
ネットでブログ運営のコツを調べて、すこしずつ実践するよりも、本書の解説で「なぜそのコツが重要なのか?」の理由を体系的に理解することで、一気にレベルアップが出来ますよ!
\ バイノーラル録音のASMRで存在を感じよう♪ /
『ぼっち・ざ・ろっく』後藤ひとり 役 青山吉能さん出演のASMR。
自分だけに話しかけてくれる吐息に耳がゾクゾクします。