この記事は、Sonicgrace様より製品をご提供いただいた上で作成しています。
今回はYouTubeチャンネルの方にご依頼をいただいたので、動画レビューを作成しています。
メタクエスト3(s)用のヘッドストラップでバッテリーが交換可能なものは、某々VRメーカー以外で見たことが無かったので、興味を惹かれてレビュー依頼をお受けしました。
このページでは上にある動画レビューの内容をザっとまとめつつ、動画には入りきらなかった小話(ボツネタ)を公開したいと思います。
バッテリー2つ付でVRに夢中のあなたに
バッテリー1つ、VRを長時間やる保険をかけたいあなたに
Meta Quest 3(s) 対応ヘッドストラップ『S3 Duo』の特徴
S3シリーズ最大の特徴は後頭部の「8000mAh拡張バッテリーが交換可能」となっていることです。
拡張バッテリーの残量が低下しても、新しい拡張バッテリーに交換することで本体の電池残量を全く減らすことなく長時間のプレイが可能となっています。
『S3 Duo』は ヘッドストラップ本体、バッテリー×2 と 充電ドック のセット品
『S3 Duo』は、「ヘッドストラップ本体」 と 「8000mAh拡張バッテリー」×2 と 「充電ドッグ」 のセット商品です。
『S3 Duo』には以下の特徴があります。
S3シリーズの特徴
- ヘッドストラップとバッテリーは強力磁石で装着
- 拡張バッテリーの残量は4つのLEDで5段階表示
- 残量が低下するとアラート音で通知
- マニュアルは日本語対応
拡張バッテリーの使用中に別の拡張バッテリーを充電しておけば、10時間以上のプレイも可能に⁉
『S3 Duo』を使った感想
プレイ時間が2倍以上延びた
Quest3本体のバッテリー容量は5020mAh、3sは4324mAhに対し、『S3 Duo』の拡張バッテリーは8000mAhです。
拡張バッテリー1つでQuest3なら約2.25倍、3sなら約2.5倍の時間つかえるようになる(公称)、長時間VRをプレイするプレイヤーにおすすめできる商品でした。
私のQuest3の使い方だと、約2.4倍の時間使えました(約150分→約360分)
見た目◎、装着感◎、寝ころび使用もOK!
バッテリー交換式ながら、拡張バッテリーを取り付けた形状はエリートストラップと近い形状をしており、スマートな見た目をしています。(=必要な保管スペースがあまり増えない)
正直、装着感にこれといった良い点も悪い点もなく、多くのサードパーティ製ヘッドストラップと大差ありませんでした。
ただ後頭部が平らとなっているので、仰向けに寝転がったときに段差や引っ掛かりが何もなく、固い枕として普通に使えてイイ感じでした。
寝転んで使用する方が多い方にも、おすすめできるヘッドストラップです。
なお横向きの寝転びは『S3 Duo』に限らず交換ストラップに向きません。
(横向きなら標準バンド一択)
収納はいまいち……
なお多くの交換ヘッドストラップと同じく、後頭部のシリコンパッドは一度取り付けると外すことができません。
Quest3を持ち運ぶ際にはかさ張りますし、組み立てた後は2度と箱に戻せなくなります。
複数のヘッドストラップを使い分ける方などは、収納がかさ張りますのでご注意ください。
正直『S3 Pro』の方がおすすめ
『S3 Pro』はよくある交換ヘッドストラップ
ここまで商品のご提供があった『S3 Duo』の話をしてきましたが、個人的には同シリーズの『S3 Pro』の方がおすすめです。
『S3 Pro』は「ヘッドストラップ本体」と「8000mAhの拡張バッテリー1」つだけで、充電ドックがないモデルです。
その代わり、『S3 Pro』は『S3 Duo』のほぼ半分の値段となっています。(記事作成時点)
2倍遊べりゃ十分じゃない?
ここまでの内容はヘッドストラップ本体とバッテリー1つを使った話しかしておらず、『S3 Pro』でも共通の内容となっています。
今回『S3 Duo』の提供を受けましたが、私は6時間も8時間も連続でゲームや作業をしないので2つ目のバッテリーに出番がなく、『S3 Duo』はオーバースペックでした。
拡張バッテリー1つで2倍以上の時間が使えるようになります。
今まで2時間使っていた人は4時間、3時間使っていた人は6時間使えるようになります。
「そんな長時間、メタクエスト3(s)を被っていられるか?」という問題が根本にあります。
拡張バッテリーは約3時間あれば0から100まで充電できます。(Quest付属の充電器を使用した場合)
VRをプレイする間隔が3時間以上空く人にとっては、『S3 Pro』で十分ということです。
本体バッテリーの消費が始まってすぐに拡張バッテリーの充電を開始すれば、遊べない時間はさらに短くなります。
今すでに「常に電池が不足して困っている!」という方でもない限り、多くの方には『S3 Pro』で十分ではないかと思います。
拡張バッテリーを買い足さないにしても、単純に8000mAhバッテリーがついたバッテリー付きヘッドストラップとして、コスパはそこまで悪くありません。
本体付属の充電器と同程度の性能で安い
8000mAhバッテリー単体は2025年の年始に発売予定
ただし、記事作成時点では拡張バッテリー単体は未発売です。
2024年の年末~2025年の年始ごろに販売開始予定とのことなので、販売開始を待ちましょう。
拡張バッテリーを買い足さないにしても、単純に8000mAhバッテリーがついたバッテリー付きヘッドストラップとして、コスパはそこまで悪くありません。
動画に入らなかった小話
「動画は10分以内で収めてほしい」とのご依頼だったので、動画に収まりきらなかった小話(ボツネタ)をここで公開します。
拡張バッテリーはモバイルバッテリーにならない
拡張バッテリーが取り外せるからこその発想。
「拡張バッテリーをスマホに接続したら、スマホ充電できんじゃね?」
ダメでした。
マニュアルを読むと、ちゃんと「拡張バッテリーの充電専用」と記載がありました。
【できなかった】と【拡張バッテリーやスマホ(接続デバイス)に悪影響があるかも?】の2つの理由から、動画ではボツとなりました。
コンパクトになる
拡張バッテリーを取り外し、ヘッドストラップの関節部を最大まで前に曲げることでコンパクトになります。
バッテリーが取り外せるメリットが思わぬところにもありました。
しかし関節部をよく見ると内側のシールみたいなものが剥がれかかっているので、相当無理をさせている状態のようです。
USBケーブルにも負荷がかかっているように見えました。
さらに動画作成中に改めて確認したところ、別のバッテリー付ヘッドストラップでも同じようにコンパクト化できました。(こっちも負荷はかかってた)
【ヘッドストラップ本体に負荷がかかる】と【『S3 Duo』特有の機能ではなかった】の2つの理由から、動画ではボツとなりました。
おでこ固定も可能
当サイトではおなじみ(でもないけど)、接顔パーツを外しておでこ固定も『S3 Duo』でできました。
「おでこ固定」についてはコチラの動画を参照↓
上記の動画は標準バンドで行っていますが、コレを『S3 Duo』などの交換ヘッドストラップで行うとさらに快適になります。
レンズが曇る心配も(ほぼ)ありません!
接顔パーツなしで長時間のゲーム・作業も快適!
【「おでこ固定」という別動画で解説した使い方を知っている前提の話】となるので、『S3 Duo』の動画ではボツとなりました。
バッテリーを自分で増やす
上記おでこ固定の応用で、「バッテリーが足りないならモバイルバッテリー付ければいいじゃない」って発想。
ということで、100均のバンドで固定。
試したところ、ダイヤルがクソ回しにくくなる以外は悪くありません。
寝転び使用にもそれほど影響ありませんでした。(これは取り付けるバッテリーによる)
いっそ拡張バッテリーも併せて、無限のエネルギーを手に入れることも可能。
さすがに2つもバッテリーが増えると、しっかりとした重量を感じます。
使えなくはないですが、重すぎて少し微妙かな?と思いました。(取り付けるバッテリーによってはアリかも?)
というのを【動画が完成した後に考え付いた話】なので、これはボツ話ではありません。
(でもオススメできる使い方でもないので、完成前に思いついてても多分ボツになってた)
VR初心者は『S3 Pro』から始めよう
SonicgraceさんのMeta Quest3 / 3S対応バッテリー付きヘッドストラップ『S3 Duo』および『S3 Pro』をご紹介しました。
どちらも大きな欠点のない商品で、コスパも優れており、購入の検討に十分値する商品です。
何時間もVRの世界に飛び込む人や、10分、20分休憩してすぐVRの世界にもう一度飛び込む人は『S3 Duo』を選びましょう!
装着感を改善するのが目的で、「この先VRにハマってもっと遊びたくなるかも?」と考える人は『S3 Pro』を選びましょう!
S3シリーズは「バッテリーの拡張性」があるのが強み!
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