【2023年10月21日 追記】
アップデートで日本語字幕に対応しました!
The Last Clockwinderは、「2022 Best of Quest」で大賞にも選ばれたVRパズルゲームです。
日本語には対応していないため、気になっているけど購入をためらっている方も多いかと思います。
私も同じで、楽しめなかったら返品する気持ちで購入しプレイしました。
クリアまでプレイしましたが、The Last Clockwinderは英語が分からなくても楽しめるゲームでした!
どんなパズルか、どうすればいいかのチュートリアルは、動きと絵で表現されているため、英語を読む(聞く)必要はありません!
ただストーリーを理解しようと思うと、英語を聞き取るか、字幕を有効にして英語字幕を読む必要があります。
私はストーリーが分からないままプレイしましたが、VRパズル史上、一番面白かったです!
英語を理由にプレイしないのはもったいない!
The Last Clockwinderが気になっている方、面白いVRゲームを探している方は、ぜひ参考にしてください!
The Last Clockwinderの魅力
クローンを作ってパズルを解こう!
The Last Clockwinder最大の特徴は、「自分の動きを記録したクローン」を作成できることです。
この「自分の動きを記録したクローン」と協力してパズルを解くのが、The Last Clockwinder最大の特徴です。
クローンは1体だけでなく、何体も作成することができます。
ステージによっては、10体以上のクローンとの協力が必要になることも。
クローンの作成、削除はボタン1つで簡単にでき、この操作性の良さもThe Last Clockwinderの魅力の一つです。
投げて解く!VRでしかできない攻略方法
PVを見ると果物が飛び交っているように、このゲーム攻略のポイントは「投げる」ことです。
このゲームはVRなので、果物を投げるには、実際に果物を投げる動きをする必要があります。
果物を投げる動作を記録すると、クローンが同じように果物を投げてくれます。
狙った位置に果物が飛ぶようになれば、今度はそれを受け取ってさらに別の場所に投げるクローンを作成する……
収穫機に果物が入るまでの流れを、トライ&エラーを繰り返して作成することになります。
流れが完成し、まるで工場の流れ作業のように勝手に果物が収穫されていく様子は、見ていて気持ちよく達成感があります!
The Last Clockwinderの最高だったところ
実際に「投げる」(動作をする)という、VRならではの攻略方法
VRのパズルゲームをいくつもプレイしましたが、どれも「VRじゃなくてもいいよな」と思うところがありました。
しかしThe Last Clockwinderは、「投げる」という「動き」をメインの攻略方法にすることで、「これはVRじゃないと楽しめないわ!」と思わせてくれました。
「行動を記録する」というシステムも相まって、「自分のリアルでの動きがパズル攻略に直結する」という、今までにない体験ができました。
子どもの頃に傘で何度もやった「回転斬り」を、大人になった今、もう一度やるとは思いませんでした!
投げる動作を多用するので、最低でも両手を伸ばせるプレイエリアはほしいところです。
コントローラで移動もできますが、立ち位置の微調整は実際に動いた方が圧倒的に楽なので、「1.5m×1.5m」の広さがあればよりスムーズにプレイできるでしょう。
私は「2m×1.5m」ほどありましたが、熱中し過ぎて10回以上壁を殴りました
解き方の自由度が高い
The Last Clockwinderは、ストーリーを進めるだけであれば、クローンを何体も作成して少しずつ手を進めれば、誰でも攻略できる程度の難易度です。
難しいパズルを楽しみたい人は、「チャレンジボード」に従いステージを攻略しましょう!
チャレンジボードは、各ステージ内に配置されており、「毎分○個の収穫物を、○体の以下のクローンで」といった指示が書かれています。
チャレンジボードの内容を達成するには、効率の良いクローンの配置と動きを考える必要があります。
パズルの解き方の自由度は高く、クローンの配置と動きを最適化すれば無理なく解ける一方、超急ぐ&果物遠投のゴリ押し方式を行うと、チャレンジボード以下で目標を達成することもできます。
私はゴリ押し解法ばっかりやってました…(クリア後に攻略動画を見て気付いた)
なおチャレンジボードは達成したからといって、ストーリーが変化したり、オマケ要素が解放されたりといったことはありません。
やりこみたい人向けの要素ですので、難しいパズルを解きたい人だけ挑戦すればOKです。
クローンはずっと残る
作成したクローンは、ステージを移動したり、ゲームを終了しても残ってくれます。
別のステージを攻略している間も、前のステージで作成した「自動収穫システム」は稼働し続けてくれるのです。
効率の良い収穫システムを作成すると、掲示板に表示される果物の収穫数が勢いよく増え続けるので、「頑張ったかいがあった」と思わせてくれます。
The Last Clockwinderの気になったところ
残ったクローンの動きがズレる
作成したクローンはステージ内に残り、別のステージを攻略している間も収穫を続けてくれます。
しかし再びステージを訪れたタイミングで、クローンの動きがズレることが何度かありました。
1体でも動きが変わると、全体の流れが狂ってしまうため、全く収穫ができてない状態になることもありました。
再び訪れなければ、ステージを最後に離れたときの速度でずっと収穫され続けるため、苦労したステージほど再訪問をためらうことになりました……。
「1手戻す」ことができない
「トライ&エラー」を繰り返すゲーム性かつ、解法に「アクション要素」があります。
「別の解法を試したけど、前の方が良かったので戻したい」と思ったことが何度かありました。
しかしThe Last Clockwinderには、「1手戻す」や「手動セーブ」がありません。
クローンは流れに合わせて作成するため、1体でも動きが変わると、全てを作り直さなければならないことがよくあります。
ちょっとした変更を気軽に試せないため、「1手戻す」がないことが少しストレスでした。
またセーブスロットは3つありますが、3つのデータは独立しており、さらに全てオートセーブです。
「自動セーブ枠を1つにして、残り2つが手動セーブであれば、セーブ&ロードで気軽に試せるのに」と何度思ったことか分かりません……。
手に持ったアイテムが引っかかる
果物を棒で組み合わせる必要があるステージがあるのですが、組み合わせる数が多くなると、投げようとした際に果物がオブジェクトなどに引っかかることがよくありました。
両手を使って攻略していると、「実は右手に持ったものが引っかかってて、動きに付いてきていなかった」ということが多々ありました。
後半の組み合わせる数が多いステージになると、「見てないタイミングで手に持ったものが消滅していた」なんてこともあり、これは非常にストレスでした。
私は「ゴリ押し攻略」だったので、急ぎまくって引っかかってばかりでした。
せめて持っているものに異常が起きた際には、コントローラが振動などして通知してくれれば、「気付かずに記録を続けることがないのに……」と何度も思いました。
「2022 Best of Quest」大賞も納得のゲーム
The Last Clockwinderをご紹介しました!
気になる点もいくつかありますが、それを踏まえてもプレイしたVRゲームの中で1、2を争うほど面白いゲームでした!
私は飽きっぽく、最近はゲームをエンディングまでプレイすることが少ないのですが、The Last Clockwinderは久しぶりに夢中でエンディングまでプレイしました。
これ以上ないというほどVRを活用したパズルゲームで、めちゃくちゃ面白かったです!
気になっている人はぜひプレイしてみてください!
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