お給料は減るし税金は増えるしで、将来への不安はどんどん大きくなるばかりです。
その不安は、日々の収入を1つの企業に頼っている限り、ずっと付きまとうでしょう。
不安の解消には「収入源を増やすこと」、欲を言えば「自分で稼げるようになること」です!
「事業を立ち上げるなんて、自分にできるわけはない」
そんなことはありません!
ブログ・YouTubeなど、最近は元手がほとんど不要で始められるビジネスが増えています!
「ブログ・YouTubeで発信する情報がない」
そんなことはありません!
時間忘れて熱中できることがあるならば、それが武器になります!
この記事を読めば、好きなことで「収益を得られる理由」と「その武器の見つけ方」が分かります!
記事を読んで、自営業を始める「勇気」を手に入れましょう!
この記事の内容は、以下の書籍を読んで感じたことをもとに執筆しました。
「ダウンシフターズ」ってなに?
テーマの「ダウンシフト」とは、経済成長至上主義から降りることで人間が本来有している幸せと安心の価値に戻り、足るを知る営みになり、分かち合う充足を得る、懐かしいようで斬新な具体的手段です。
「減速して自由に生きる ダウンシフターズ」(著:髙坂 勝)より引用
もっとくだけた言い方をすると「会社を辞めて収入が減る代わりに、自分のやりたいこと、それに付随して自分でできることを増やして、低収入でも暮らせるならハッピーハッピー!」って感じです。
そしてその生き方する人たちのことを「ダウンシフターズ」と呼びます。
決して「田舎で畑でも耕しながら、スローライフをしよう!」という話ではありません。
スローライフな生き方のヒントが書かれた本と思って本書を手にしましたが、良くも悪くも裏切られました
端的に言うと「スキルを身につけて、企業に頼らず自分で糧(食料や収入など)を得られるようになろう!」なので、むしろ普通に生きるより忙しくなるでしょう。
しかし「この生き方で道が開ければ、将来に対する漠然とした不安は消える。」
著者である髙坂 勝さんのその主張については、同意するところでしたので、今回記事を書くことにしました。
ダウンシフターズな生き方について、思うこと
本書に書かれていた内容から、同意できる意見について、私的意見を追加してご紹介します。
いい大学行っていい会社に入っても、いい人生も将来の安心も信じられない
就職することは、会社に依存しきってしまうことかもしれません。就職=「自立」ではないかもしれませんよ。
(中略)
そもそも、「職業を選ぶ」=「企業に就職する」というのが、何だかおかしいと思います。
「減速して自由に生きる ダウンシフターズ」(著:髙坂 勝)より引用
「いい会社に入れば、一生安泰」、年功序列型の報酬制度が崩壊しつつある現代では、もうこの言葉は過去のものとなりつつあります。
著者の髙坂勝さんが大学で講義を行った際に学生へ尋ねたところ、ほとんどの学生が「企業へ就職を考えている」にも関わらず、「就職すると将来が安心すると考えている人」はほとんどいなかったそうです。
みんなどこかで、「就職しても企業に依存するだけ」ということを感じているのでしょうね。
その証明か、最近は「転職できなくなるんじゃないか」と不安で辞めていく新入社員が増えているそうです。
会社は好きだけど、このままここにいるとヤバい…居心地のいい「ゆるい職場」からどんどん若者が消える理由(プレジデントオンライン)より引用
スキル面での不安を持つのに、考える方向が「別の企業への転職」なあたり、「職業を選ぶ」=「企業に就職する」の根強さを感じます。
また、副業を始める人増えてきてはいるようですが、厚生労働省の調査結果によると副業で「自営業」を選ぶ人は26.1%まだまだ少ないようです。
副業・兼業に係る実態把握の内容等について(厚生労働省)より引用
私は貯えがあったため、仕事を辞めてから「自営業(ブログ)」を始め、ブログで生活をしようともがいています。
「自分で生活資金を稼げる」=「自立」か、今の私にはまだ分かりません。
しかし最近、おこづかい程度には稼げるようになってきて、「このまま収入が増えれば、漠然とした不安が消えるのではないか」と確かに思えるようになりました。
漠然とした不安を抱えている方は、「自分で稼ぐ」という選択肢を無意識に排除せず、一度考えてみてほしいなと思います。
「好き」の武器の見つけ方
私には本当に苦労がありませんでした。好きなことをする過程での苦難は、苦労ではありません。嫌なことをすることが「努力」や「苦労」だと私は認識しているので、夢の開業には、いわゆる「苦労」に当てはまる事柄が一切ありませんでした。
「減速して自由に生きる ダウンシフターズ」(著:髙坂 勝)より引用
好きなことをしているときは、他人から見ると「努力」や「苦労」に見えることでも、本人は全く気にしていないことがよくあります。
これは、声優を目指していた私にも経験がありますし、声優でプロになった知り合いを思い返しても、その通りだと思います。
ここで少し長めに昔話をしたく思います。
声優を目指していた私は、声や演技の勉強ができる大学に進学しました。
講師はプロの声優の方で、少しでも認めてもらいたい私は誰よりも早く大学へ行き、誰よりも長く大学に残り講師の話を聞き、指導を受けました。
4年生になり、ほとんどの友人が週に1日しか登校しなくなっても、私は聴講生で多くの授業を受けていました。
友人から「よく頑張れるな」と言われることがよくありましたが、目的があり好きでやっていたことなので、これを「頑張っている」と感じたことはありません。
むしろ好きなことしかしていなかったので、「努力が足りない」といつも不安を覚えていました。
私は声優になることはできませんでしたが、同じ講義を受けていた人の中に、プロになった人がいます。
その人とは一緒に芝居の実技を受けていましたが、私たちの中では実力が頭ひとつ抜けており、明らかに講師からも特別視されていました。
しかし本人は、いつも自分の実力に不安があったようでした。
朝は私の少し後にはやってきて、終わりは私と同じかそれ以上に残り、講師にかじりつきで少しでも学ぼうとする人でした。
上記のような感じで、誰にも1つは「好きで他の人より時間を忘れて熱中できるもの」があると思います。
例えそれがゲームだろうがアニメだろうが、散歩、昼寝でも、「好き」で調べることが苦でないなら、お金を稼ぐ武器になります。
ブログをやって実感しましたが、賃金は「働いたとき」に発生するのではなく、「人が価値を感じたとき」に発生するのです。
以前はお金を稼ぐとなると、生活やお金に直結するような才能か、エンタメであれば「プロの道」がすでに舗装されているものでしか、稼ぐことが難しかったように思います。
しかしYouTubeやブログの登場により、特にエンタメ系は道が大きく広がったように思います。
自分の芸を披露することはもちろん、講座・考察・雑談でも、それが「人の興味を惹く内容」であれば、収入を得ることができるのですから。
熱中できる「あなたの武器」がないか、探してみてください。
アニメやマンガが好きならば、それらを1作品ずつレビューしてもいいし、YouTubeでコメント参加者におすすめの作品を紹介してもいいと思います。
ゲームが好きならば、実況プレイをしてもいいし、攻略情報を発信してもいいでしょう。
誰かが見て「いい時間を過ごした」、「いい情報を手に入れた」と思える内容であれば、それがお金に変わります。
「なぜか進行先が分からなくなった」みたいなときの攻略情報は、個人ブログにポロッと書かれてたりして助かってます。
(←The Last of Us の始めてテスを持ち上げる場面で、方法が分からず詰みかけた人)
今の時代、動けばお金を稼げる
何かを買えないと幸せになれない。そう思っていると無意識のうちに恐怖心が生まれ、ますます頑張って働かねばと思い込み、カネの奴隷になってしまいます。まさに過去の私がそうでした。所属する会社から貰う給料にすがって暮らすしか方法がないと思い込んでいたから、他の自分を模索しても、所得を失う怖さが先行して行動を躊躇させました。「給与を貰う」システムと「消費すべき」システムに翻弄されていたのです。
(中略)
恐る恐る外部の大きなシステムから降り、またひとつ降り、と繰り返してきたら、身体の内側に芽生えてきたものは「恐怖」や「不安」どころか、「自立」「自身」「自由」たる新芽だったのです。
「減速して自由に生きる ダウンシフターズ」(著:髙坂 勝)より引用
私がブログを始めて気づいた、「趣味をお金に変える」重要な考え方が1つあります。
私がVRが好きで「VRの魅力を発信するブログ」をしていますが、私より詳しく解説しているブログは多くありますし、YouTuberさんも多くいます。
でもそのことを知っているのは、私がVRを好きで、VRについてよく調べ、多くの情報を見てきたからです。
今からVRを始める人はそのことを知りませんし、その人から見たら、私が「VRに一番詳しい人」になるのです。
「このサイト詳しそう」、「この人の言うことなら信頼できそう」。
そう思ってもらえるならば、一番である必要はないのです。
なので、始める前から上を見て諦める必要は、全くありません。
ただしどんな手段を取るにしても、それでお金を稼ごうとするならば、「好きなことだけをする」とはいかないでしょう。
ブログを始めるなら「ブログの作り方」や「文章の書き方」を、YouTubeなら「動画編集」、お店を持つならば「経営」や「関連する法律」を勉強する必要があるでしょう。
加えて、始めて自分の力でお金を稼ごうとするなら、「不安」もあるし「苦労」もあるでしょう。
それでも、「好きなことでお金を稼げる」と考えれば、企業勤めにある「苦労」や「努力」と比べると、大したことないと思いませんか。
『減速して自由に生きる ダウンシフターズ』の正直な感想
本書が自営業のいい側面ばかりをとらえたような内容だったため、ここまでキレイごとばかりを書いてみました。
本書の正直な感想を書くと、前半の著者がブラック企業を辞めてお店を開くまでは、それまでに何を体験し、何を考えて行動したかがよく書かれており、楽しく読むことができました。
しかし著者がお店をお店を始めてからは、
- 自営業で苦労した話はなく、成功体験のみの構成
- 農薬野菜に恨みがあるのかと思うほどのオーガニック野菜推し
が気になって、あまり集中して読むことが出来ませんでした。
さらに文庫版で加筆された最終章では、「君たちまだ企業で働いてるの?自営業しないなんて遅れてるよ!」という選民意識を感じる文章になっており、悲しくなりました…。
「就職=「自立」ではないかもしれませんよ。」と謙虚さが見えていた著者は、自営業の成功によって変わってしまったようです…。
前半の内容が素晴らしかっただけに、後半が残念でなりませんでした。
自分で稼ぐ「勇気」を持とう!
書籍『減速して自由に生きる ダウンシフターズ』を紹介しました。
今回この記事で書いた内容は、本書を読んで思ったこと、私がブログを始めてから感じたことを正直に書いています。
「動いた人から稼げるようになる」と本当に思っています。
ただし稼げる(=働いてお金を得る)と儲かる(=利益があがる)は、全く別だと考えています。
生活が変わるほどの「儲け」を得るには、それなりの勉強や努力が必要でしょう。
自分の頭で考えて、必要な勉強を行えば、運は必要ないと考えます。
必要なものは運よりも、1歩を踏み出す「勇気」です!
最後に、私が「ブログで稼ぐ!」を始める際に勇気をもらった動画をご紹介して終わりにします。
【正体隠して稼げ1億円】起業チャレンジ!覆面ビリオネア
ディスカバリーチャンネルの『覆面ビリオネア』シリーズは、億万長者の起業家 グレンが、正体を隠して90日で100ドルを100万ドルに増やす挑戦をするドキュメンタリー番組です。
100ドルは日本円で約13,000円、100万ドルだと1億円以上になります!
この物語がフィクションかノンフィクションかは分かりませんが、グレンの行動力には憧れるものがあります。
動画1本は約42分で、YouTubeで全8話全て見ることができます。
自分で稼ぐイメージがわかない人は、ぜひ見てみることをおすすめします!
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