ビートセイバーによくおすすめされる棒型のコントローラアクセサリー。
棒型のアクセサリーは汎用性が高く、さまざまなゲームで使用することができます。
実際に棒型アクセサリーを使う機会があったので、『ビートセイバー』や『Real VR Fishing』・『GOLF+』など、さまざまなゲームで使用してみました!
棒型アクセサリーおすすめの使い方や、棒型アクセサリーを使用する際の注意点などを解説します!
なお今回は、Zyberさんから新商品の3in1ハンドルの提供を受けて記事を作成しています。
組立て簡単、使用感も良い商品でしたので、棒型アクセサリーの購入を考えている方はぜひご検討ください!
ECサイトで販売中のZyberさんの棒型アクセサリー(レビュー商品の旧式)
※今回のレビュー商品は、執筆時点ではAmazonなどで販売されていませんでした
棒型アクセサリーの使い道!
先に棒型アクセサリーを使ってみた、評価のまとめです!
イメージ | 検証ゲーム | おすすめ度 | 短評 |
---|---|---|---|
ライトセーバー | ・ビートセイバー | ★★ | 先端に重量があり、「ライトセーバー」より「剣」って感じ。 負荷が増加するので「トレーニング目的」によい。 延長パーツで「ダースモール」など特殊プレイもできる。 |
剣 | ・ソード・オブ・ガルガンチュア ・Grimlord | ★★ | 「剣」を持ってる感じがアップして、振り回してて気持ちいい! ただし操作制限が大きく、コントローラを多用するアクションやRPGでは辛い。 |
野球バット | ・スポーツスクランブル | ★★★ | 位置調整ができないゲームだと、とても長いバットになる。 バットを両手で握れる恩恵は大きいが、ボールを打ち返した時の衝撃の無さが寂しい。 |
テニスラケット | ・スポーツスクランブル ・Court Time Tennis | ★★★ | 位置調整ができないゲームだと、とても長いラケットになる。 道具を持った感じがリアルになる分、ボールを打ち返した時の衝撃の無さが寂しい。 |
釣り竿 | ・Real VR Fishing | ★★★ | 持ち手が太い釣り竿を持った感じ。 道具を持った感じがリアルになる分、魚がかかった感触の無さがやや寂しい。 |
ハンマー | ・Ragnarock ・Drum Legend | ★★★★ | ドラム(ボンゴ)系の音ゲーにピッタリ! アクションやRPGで使うなら、行動制限が大きいので「剣」と同じ評価。 |
ゴルフクラブ | ・GOLF+ ・Walkabout Mini Golf | ★★★★★ | 持ち手が太いが、両手で握りしっかり振れて、没入感が大幅アップ! スイングの安定感も増してスコアも上がった。 |
「ライトセーバー」・「剣」・「釣り竿」・「ゴルフクラブ」の4種について、もう少し細かくレビューします!
★★:ライトセーバー(ビートセイバーなど)
棒型アクセサリーを使うと先端が重くなり、無いときと比べると腕への負荷が大きくなります。
また、棒型アクセサリーが付いたことにより、ビートセイバーのプレイに新しく以下2つの要素が加わりました。
- セイバーを持つ位置の調整
- セイバーを振り続けると棒型アクセサリーを持つ手の位置がどんどん下がり、下がるだけ負荷が大きくなる
- 下を持つほど大振りになり、「細かく飛んで来たノーツ」に対応ができないので、どこかで素早く上に持ち直す必要がある
- コントローラの回転の修正
- 手の中で棒型アクセサリーが回ると「ゲーム内のセイバーの位置」が微妙に移動する
- セイバー位置の移動が、「斬り逃し」や「中央ズレ」を起こし、思わぬスコア低下につながる
「負荷アップ」、タイミングを見ての「持つ位置の調整」・「回転の修正」の3つにより、普通にプレイするより難易度があがります。
難易度が上がった分、爽快感も上がるかと言うと……個人的にはいまいちハマりませんでした。
というのも個人的な話で恐縮ですが、「ライトセーバーのブレード部分の重量は0」というイメージががあるので、先端に重量が来る棒型アクセサリーはいまいち感覚としてハマりませんでした……。
「初ビートセイバーがMove棒(PSVR)で軽かった」というのも、思い込みの理由の1つです…。
ただ棒型アクセサリーのおかげで、初めてビートセイバーの特殊プレイに手を出しました。
Zyberさんの3in1ハンドルでプレイできる特殊プレイは、物理ダースモールプレイ(物理ダスモ)とビートスピアです。
ぺいさんの物理ダスモ
チャイロさんのビートスピア
初めてダースモールでプレイしてみると、「横に斬ったらいいのか」「縦に斬ったらいいのか」がもう分かりません……。
スピアプレイになると、加えて「突いたらいいのか」も分かりません……。
久しぶりに難易度「Normal」をプレイして、久しぶりにRank「D」を出しました。
結論として、以下のような刺激を求める人は、棒型アクセサリーでビートセイバーのプレイがおすすめできます。
- 「ライトセーバー」ではなく、「剣」をイメージしている人
- ビートセイバーでの運動強度を上げたい人
- 特殊プレイをやってみたい人
★★:剣(ソード・オブ・ガルガンチュア、Grimloadなど)
剣・バット・ラケット・釣り竿などなど、棒型アクセサリーを使用するには、条件があります。
それは「武器の保持にボタンを押す必要がないこと」です。
ソード・オブ・ガルガンチュアは、武器の保持が「トグル」(ボタン切り替え)か「ホールド」(ボタン押し続け)か選択できるため、「トグル」にすることで棒型アクセサリーを使って遊ぶことができました
しかしGrimlordでは、剣を保持するにはグリップボタンを押し続ける必要があったため、棒型アクセサリーを使用してのプレイができませんでした。
見落としやすい点かと思いますので、棒型アクセサリーで剣劇を楽しもうと考えている方は、武器の保持方法について事前にご確認ください。
仮に武器の保持問題を解決できたとしても、「棒型アクセサリーを持っている間は、コントローラのボタンを押せない」は大きな問題です。
棒型アクセサリーを持っている手では、「ボタン」や「スティック操作」が行えません。
例えばソード・オブ・ガルガンチュアでは、剣を入れ替えるには棒型アクセサリーをコントローラ部に持ち直して、剣を入れ替えた後に棒型アクセサリー部に持ち直す必要があります。
落ち着いた状況で行っても、普通にコントローラでプレイするときと比べると、5秒程度ロスします。
戦闘中に行うならば、さらに手間がかかるでしょう。
ただ上記のマイナス面を考慮しても、棒型アクセサリーを使った時の「剣を振っている感」は素晴らしかったです。
通常プレイで棒型アクセサリーを使用することは全くおすすめできませんが、ゲームオーバー前提のエンジョイプレイで使用する分にはめちゃくちゃ楽しいです。
剣戟目的で棒型アクセサリーを購入するのは止めといた方がいいですが、別の目的で購入したのであれば、ぜひ一度試してみてください!
武器の保持が「トグル」でできるゲームって少ないんですよね……。
ソード・オブ・ガルガンチュア以外にご存じの方がいましたら、コメント欄で教えてください!
★★★:釣り竿(Real VR Fishingなど)
Real VR Fishingの場合、キャストのときだけコントローラのトリガーボタンを使い、キャスト後に棒型アクセサリーに持ち直す……というプレイ方法になります。
Real VR Fishingには位置調整のオプションがないので、残念ながらVR上での釣り竿と棒型アクセサリーを持つ手の位置が大きくズレることになりまず。
リアルの釣り経験が少ないので私はそこまで気になりませんでしたが、釣り経験者ほど違和感が大きいかもしれません。
また魚に引っ張られる感覚もありませんので、持ち手がリアルになった分、「魚との格闘の感触」がないことが余計に寂しく感じるかもしれません。
慣れてくると「魚との格闘」が存在しない第六感で感じられるようになるかもしれません!
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上記2点さえ気にならなければ、「野球バット」や「ゴルフクラブ」と同じで、「釣り竿」も両手で握れるだけで没入感が一気に上がります。
「先端に重さがある棒」を魚に合わせて右に左に上に振り回すのは、とても楽しいです!
本物の釣りを経験しているほど違和感が大きいかもしれませんが、Real VR Fishingが好きな方には棒型アクセサリーの使用をおすすめします!
★★★★★:ゴルフクラブ(GOLF+、Walkabout Mini Golfなど)
ゴルフクラブは今回試した棒型アクセサリーの中で、最も臨場感が増したアイテムです。(私はパターゴルフの経験しかありませんが…)
両手でグリップし腰でしっかり構えることで、スイングもしやすくなり、GOLF+・Walkabout Mini Golfどちらのスコアも上昇しました。
どちらのゲームにも位置調整オプションはありませんが、GOLF+にはゴルフクラブアクセサリーのアタッチメントオプションがあります。
棒型アクセサリー用のオプションではないため、VRゴルフクラブと棒型アクセサリーが完全に一致はしませんでしたが、初心者には気にならない程度に重なってくれます。
アクセサリーの使用で上手くなるというより、不足していた専用コントローラが加わって「まともにプレイできるようになった」という感想が強いです。
アクセサリーが無ければ、空いてる手の置き場所がありませんからね…。
一度アクセサリーありでのプレイを経験してしまうと、無かったころには戻れません!
いろいろなゲームでアクセサリーを使いまわすなら棒型アクセサリーを、ゴルフゲームに集中してプレイするならゴルフクラブ型のアクセサリーを準備することを強くおすすめします!
Zyber 3-in-1 Handles レビュー! 簡易的ながらしっかりとした作り
今回使用したZyberさんの新商品、3in1ハンドルについてご紹介します。
良いところも悪いところも正直に書きますので、棒型アクセサリーの購入を考えている方は、ぜひ参考にしてください!
【Good】取り付け・取り外しが簡単
3in1ハンドルは、次の3ステップで簡単に取り付けることができます。
- コントローラのストラップを外す
- コントローラにフックを取り付ける
- フックの溝に合わせてカチッと鳴るまでハンドルを押し込む
長棒モード・短棒モード・ダブルスティックの切り替えは、アタッチメントのネジを回すだけで簡単にできます。
3in1ハンドルからコントローラを取り外す時は、フックにあるボタンを押しながらコントローラを上にスライドさせるだけで外れてくれます。
ボタンは固かったので、プレイ中に振り回して外れる心配はありません。
【Good】応用の幅が広い
需要が低そうだったので省略しましたが、レビューした7種類以外にも「ドラムスティック」(★)や「和太鼓のバチ」(★★★)としても使用しました。
また、私は試していませんが「カヤックのパドル」としても使用ができます。
3in1ハンドル1つ持っていると、アイデア次第で遊びの幅が大きく広がります。
【Good】トラッキング精度は変わらない
さまざまなゲームで3in1ハンドルを約12時間ほど使用しましたが、トラッキング精度が悪くなったと感じたことはありません。
トラッキングポイントは覆わないよう、計算された形状となっているようです。
【Bad】ストラップの付け外しが面倒
私のように気分でさまざまなゲームをプレイする人にとっては、ストラップが不要なゲーム(銃メインなゲームなど)に変更するたびにコントローラのストラップを付けたり外したりするのが面倒です。
メタクエスト2の電池カバーが外しずらいことも、面倒な理由の1つです…。
動画を見る程度であればストラップが無くても支障ありませんが、ピストルウィップなど動くゲームを遊ぶ場合はストラップを付けないと不安です。
一応、ストラップをストラップを付けっぱなしでも、3in1ハンドル装着の際にストラップ紐をハンドルの奥に押し込むことで、ストラップを外さなくても使用することができました。
しかし紐を適当に入れても3in1ハンドルの装着ができず、両手を使って調整して入れる必要があるため、これはこれで面倒です。
せっかく棒型アクセサリーの付け外しは簡単なので、ストラップもコントローラに付けっぱなしでアクセサリーが使えれば、なお良いと思いました。
【Bad】適当に組み立てると「長棒モード」でコントローラの向きが揃わない
3in1ハンドルはネジ式で簡単に組み立てることができますが、「長棒モード」は適当に組み立てると左右のコントローラが異なる向きで固定されてしまいます。
例えばビートセイバーで「ダースモール」プレイをするのであれば、組み立てるたびにコントローラの向きが異なることになってしまいます、
ハンドルに印を付けて毎回同じ位置からネジを回し始めれば、この問題は解消できるかもしれません。
しかしネジ式のため、同じ向きで固定することがかなり難しいです。
同じ向きで揃えるのに、初めてのときは3分かけました…
あまりに面倒だったため、3回目以降は少しくらいズレてもそのままプレイするようになりました…。
コントローラの向きを別途調整する機構があったり、ロック式で常にコントローラが揃うようになっていればと思いました。(長棒モードで「コントローラの向きが異なる」ことが良いゲームがあるんですかね?)
棒型アクセサリー使用時の注意点
Zyberさんの3in1ハンドルに限らず、棒型アクセサリーを使用する場合の注意点をお伝えします。
必要なプレイスペースが大きくなる
棒型アクセサリーの長さ分のスペースを確保する必要があります。
参考までにZyberさんの3in1ハンドルは、次の長さでした。
- 長棒モード: 約45cm
- 短棒モード: 約26cm
ハンドルの端を持つことはありませんが、衝突防止を考えると最低でも棒型アクセサリーの1.5倍の長さのスペースが欲しいところです。
気付かず位置を移動していることもありますからね…。
コントローラのボタンは一切押せない
コントローラは先端に付いているため、棒型アクセサリー部を持っている間はボタン類を一切押せません。
コントローラのボタンを押せないため、道具を保持するために「グリップ」ボタンを押し続ける必要があるゲームでは、棒型アクセサリーを使用することはできません。
また道具の保持に「グリップ」ボタンが不要なゲームでも、メニューの操作ではコントローラ部分に持ち替える必要があるため、棒型アクセサリーを集中して持つことは思った以上にできません。
ビートセイバーで棒型アクセサリーを持てるのは曲の間だけ、GOLF+でもクラブを替えるたびにコントローラ部に持ち替えたりと、何度も手を移動させる必要があります。
「どれくらい何度も持ち替える必要があるか」、棒型アクセサリーを購入する前に一度確認してみるとよいでしょう。
個人的には思った以上に面倒に感じて、ビートセイバーの特殊プレイ時か、ゴルフゲームでしか棒型アクセサリーを使用しなくなりました……。
VR上のアイテムと、棒型アクセサリーとの位置が合わない
GOLF+のアクセサリーオプション、Court Time Tennisの自由位置調整機能があれば別ですが、ほとんどのゲームでは棒型アクセサリーがある分、「VR上のアイテム」と「実際の手の位置」がズレます。
ゲームの認識は、「コントローラのある位置」=「手のある位置」になりますからね…
個人的には、試した範囲内ではアイテムのズレに対して、そこまで違和感を覚えることはありませんでした。
しかしズレによって没入感が逆に削がれてしまう人もいると思いますので、可能であればトイレットペーパーやラップの芯を使って、どれくらいズレるか購入前に確認するとよいでしょう。
「棒型アクセサリー」でVRゲームをもっと楽しく!
棒型アクセサリーおすすめの使い道と、Zyberさん新商品の3in1ハンドルをご紹介しました!
アクセサリーがハマれば、VRゲームの没入感が大幅に上がります!
さまざまなアイテムに使える棒型アクセサリーであれば、1つで多くのゲームを楽しむことができます。
みなさんも棒型アクセサリーをぜひ試してみてください!
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