『ModsBeforeFriday』と呼ばれる、Quest版ビートセイバーでカスタム曲をプレイできるようにする新しい改造ツールが登場しました。
本ツールはパソコンもしくはAndroidスマホのブラウザ上で動作し、ダウングレードから改造(Modding)まで自動でやってくれます。
パソコンを使う場合、解説する必要がないレベルで簡単です
数回クリックするだけでカスタム曲が遊べるようになるお手軽ツールですが、使用するブラウザやAndroidスマホで行う際の注意点があります。
今回は、ModsBeforeFridayの使い方を解説します!
ModdingBeforeFriday(MBF)の使い方
【免責事項】
これから紹介する方法は、Meta非公式の使い方です。
非公式の使い方には、以下のようなリスクがあります。(一例)
- 表示がおかしくなる
- ゲームやアプリが起動しなくなる
- MetaQuestが起動しなくなる
記事の内容をいきなり実施するのではなく、一度最後まで目を通してください。
内容を確認した上で、失敗したときのリスクを考え、「自分にできそうか」をよく考えてください。
この記事の内容に従った際に問題が発生しても、全て自己責任でお願いいたします。
カスタム曲がなくても、BeatSaberは40曲以上、有料DLC楽曲も含めると100曲以上プレイすることが出来ます。
カスタム曲やModは、あくまでも非公式の遊び方だということを忘れないでください。
『ModsBeforeFriday』(以下「MBF」)を使用してカスタム曲をプレイする手順は、次の3ステップです。
開発者モードを有効にする
ビートセイバーにカスタム曲を導入するには、開発者モードの有効化が必ず必要になります。
開発者モードを有効にする手順については、以下の記事で解説しています。
開発者モードを有効にし、アプリライブラリに「提供元不明」が表示されるようになれば、次の手順にお進みください。
MBFでダウングレード・改造する
事前にビートセイバーを購入し、最新バージョンをQuestにインストールしておいてください。
以下の注意点を参考に、ブラウザでMBFへアクセスし、デバイス(パソコン/Androidスマホ)とQuestをUSBケーブルで接続しておきます。
【外部リンク】ModsgBeforeFriday
【注意事項】
- いずれのデバイスでもFireFox系のブラウザは非対応
- 推奨ブラウザ:「Google Chrome」or「Microsoft Edge」の最新版
- adbを使用するアプリ(SideQuestやQP、Bugjaegerなど)は事前に終了しておく
- どのアプリが使用しているか分からない場合は、デバイスの再起動直後に試そう
- Androidスマホの場合、「USBの設定」を以下の通り設定しておく
- USBの管理 ⇒「このデバイス」
- USBの使用 ⇒「ファイルの転送」
(Androidスマホ)「USBの設定」の名称や表示方法は、スマホの機種によって異なります。
お手持ちのスマホで「USBの設定」を表示させる方法が分からない方は、「(スマホの機種名) USBの設定」で検索してください。
「USBの管理」の項目が表示されない方は、両デバイスの電源を入れた状態でスマホ→Questの順にUSBを挿してください。
「Connect to Quest」をクリックします。
「https://lauriethefish.github.io が接続を要求しています」の表示が出るので、「Quest 2/3/Pro」を選択して「接続」をクリックします。
「Quest 2/3/Pro」の部分は、ご使用のQuestに読み替えてください。
Quest側にて、アクセスを許可する選択が表示されるため、「このコンピューターを常に許可」を選択します。
MBFにて、インストールされているビートセイバーのバージョン確認が始まるため、終わるのを待ちます。(目安:2分)
カスタム曲が使用できないバージョンがインストールされていた場合、ダウングレードの注意文が表示されます。
注意文の内容(意訳)
- 公式版では発生しないバグやクラッシュが発生する可能性があります
- ダウングレード先のバージョンに存在しないDLCやコンテンツは、最新版に戻すまで使用できなくなります
- 公式版のリーダーボードやマルチプレイヤーモードは使用できなくなります(改造版のリーダーボードやマルチプレイヤーは可能)
内容を確認し、同意するなら「Mod the app」をクリックします。
ダウングレードおよび改造が始まるため、完了を待ちます。(目安:15分)
処理が完了するまで、Questを操作したりデバイスとQuestの接続を解除したりしないでください!
「App is modded」の表示(以下の画面)が出れば、改造は完了です。
デバイスとの接続を解除し、ビートセイバーを起動しましょう。
左側に「Mods」の表示があれば、カスタム曲が利用可能な状態になっています。
カスタム曲やModを追加する
カスタム曲は以下いずれかの方法で追加できます。
- BeatSaberゲーム内、Modsの「SONGDOWNLOADER」から追加
- BeatSaverやBeastSaberなどからカスタム曲のzipファイルをダウンロードし、MBFの「Upload Mods of Songs」からアップロード
- Quest内のカスタム曲フォルダに直接アップロード
- アップロード先:sdcard/ModData/com.beatgames.beatsaber/Mods/SongCore/CustomLevels
Modの「BetterSongSearch」や「PlaylistDownloader」を使用してもOKです
Modは以下どちらかの方法で追加できます。
- MBFで好きなModの「Install」をクリック
- MBFの「Upload Mods or Songs」からQuest用のModファイル(.qmod)をアップロード
ModsBeforeFridayは半自動でお手軽改造!
Quest版ビートセイバーでのカスタム曲導入は、初心者には少し難しい作業ですが、勝手に確認してダウングレードも改造も全部やってくれるMBFには驚きました。
入れては消してでパソコン・スマホ両方試しましたが、どちらでも簡単にビートセイバーを改造できました。
惜しい点は、記事作成時点では「公式の最新Ver.」→「カスタム曲可能な最も新しいVer.」への改造のみ対応なことです。
公式版Ver1.28インストール状態でMBFを使おうとしましたが、「Unsupported Version」(サポート外)の表示がでました。
現時点では、1つ前のVer1.28の方がModが揃っているため、そちらにも対応していればより嬉しかったのですが……。
Quest本体の「dataフォルダ制限」問題もまだ残っており、パソコン版と比べるとカスタム曲の導入はまだまだ面倒です。
MBFがどんどん改良されて、BMBFと同等の便利なツールになればいいですね。
かつてBMBFができたように、いつかまたQuest単体で改造できるようになれば最高なのですが……
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