
現在テストが行われているMetaQuest 2・Pro用の次期本体システムバージョン51(v51)では、MetaQuestに使用されているAndroid OS のバージョンが、10→12へアップデートされます。
このアップデートにより、セキュリティが強化されたり、スマートフォンとの連携が強化されたり、さまざまな機能強化が行われます。
しかしセキュリティの変更により、BMBFで使われているコアMod「custom-types」が使用できなくなることが、v51のテスターから報告されています。
これにより、MetaQuestの v51では、Quest版ビートセイバーでカスタム曲をプレイすることは出来なくなります。
MetaQuestに自動アップデートを無効化する設定が用意されていないため、配信が開始されると v51になることを阻止することはできません。
しかしSideQuestを使用することで、自動アップデートを無効化する方法が海外の有志により発見されました。
メタクエスト2本体の自動アップデートを無効化する方法を共有します。
初代MetaQuest は「v51 よりシステムアップデートの対象外になる」と発表されています。
よって、初代MetaQuestを使用している方は、今回の自動アップデート対策は不要です。

配信が開始されるまで実際どうなるか分からないので、不安な人はやるだけやっときましょう。
2023/04/17 追記
想像以上に早く、v51の配信が始まってしまいました。
メタクエストの現在のシステムソフトウェアバージョンは、以下の場所で確認ができます。
メタクエスト本体の「設定」→「システム」→「ソフトウェアのアップデート」→「バージョン」
バージョンの数字が「51」で始まっている場合は、すでに更新されてしまっています。
v51の方は、QAVSを導入することで再びカスタム曲が使用できるようになります。
自動アップデートを無効化する方法

自動アップデートは、システムアプリである「Oculus OS Updater」を無効化することで阻止することができます。
しかし通常、システムアプリである「Oculus OS Updater」の設定を変更することはできません。
そこで今回は、「AmazeFileManager」というファイルマネージャーソフトをSideQuest(PC版)を使いMetaQuest にインストールすることで、システムアプリの設定を変更できるようにします。
入手のしやすさから「AmazeFileManager」を使用しますが、システムアプリの設定を変更できるのであれば、使い慣れたファイルマネージャーアプリなどを使用いただいてもOKです。

私も初めてやったときの動作確認は、別の使い慣れたファイルマネージャーアプリで行いました。
AmazeFileManager を MetaQuest にインストールする
AmazeFileManagerはオープンソースで開発されており、インストール用のapkファイルが配布されています。
まずは配布ページから AmazeFileManager のapkファイルをダウンロードしましょう。

ダウンロードが完了したら、パソコンとクエストをOTG対応のUSBケーブルで接続し、SideQuestを起動します。
OTG対応とは
OTGは、「On the Go」の略で、OTG対応USBケーブルを使用すると「機器と機器」で通信を行うことが可能になります。(従来のUSBケーブルは「パソコンと機器」)
MetaQuest購入時に付属するUSBケーブルは、OTG対応USBケーブルです。
なお通常、USBケーブルがOTGに対応しているか・対応してないかをケーブルだけを見て判断する方法はありません。
使ってみるか、USBケーブルが入っていたパッケージを確認しましょう。
「充電専用」と書かれているUSBケーブルは、OTGに対応してないと考えてよいでしょう。
SideQuestがMetaQuestを認識していること(緑●)を確認し、右上の「Install APK from file」から先ほどダウンロードしたAmazeFileManagerを選び、MetaQuestにインストールします。

AmazeFileManager から Oculus OS Updater を無効化する
提供元不明から、「Amaze」を起動します。(初回起動時に表示される、デバイス内のファイルへのアクセスは「許可」を選択)


「許可」のクリックが遅れると、エラー画面に切り替わります。
そのときは、左下の「×」で一度終了し、もう一度「Amaze」を起動してください。
左の列から「アプリマネージャー」を選択し、右上の3点ドットから「Show system apps」にチェックを入れます。
なお画面幅によっては、3点ドットが表示されていないことがあります。
その時は画面幅を広げるか、3点ドットがあると思って右上スミをクリックしてみてください。


右の列から「Oculus OS Updater」を探し、3点ドットから「プロパティ」を選択します。

「Oculus OS Updater」のアプリ情報が開くので、【無効にする】を選択します。

誤って別のシステムアプリを無効化しないよう、よく確認してから選択してください。
警告のメッセージが表示されますが、気にせず「アプリを無効にする」を選択します。

Questの設定から「ソフトウェアのアップデート」を開き、『アップデートをチェック中です…』が終わらないことが確認できれば、無効化は完了です。

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BMBFの「v51対応版」は開発中
実はコアMod「custom-types」のv51 対応版はすでにあり、海外掲示板では「v51でもカスタム曲をプレイすることができた」という報告がいくつか挙がっています。
しかしこのv51対応版の「custom-types」は、BMBFからインストールすることができません。
BMBFの代わりに『QuestPatcher』というパソコンに慣れていない人には使用の難しいソフトを使用する必要があります。
もしv51が正式に配信されるまでにBMBFが対応していれば、QuestPatcherは不要となります。
なので今は「自動アップデートを無効化」程度で、BMBFの対応を期待して待つのがよいかと思います。
2023/07/27 追記
BMBFもバージョン1.17.0にて、v51に対応しました。
現在は「QAVS」でビートセイバーを改造し、「BMBF」でカスタムソングやModを導入することを推奨しています。
関連記事
「自動アップデート無効化」はお守り
MetaQuestの「自動アップデート無効化」方法をご紹介しました。
この「自動アップデート無効化」の対策が考案されて以降、まだアップデートが配信されていないため、これで絶対に安心という保証はありません。
ただ私も試したところ、「アップデートのチェックが終わらなくなる」という効果が確認できましたので、ご紹介しました。
BMBFがv51対応を完了してくれれば、そこまで変わった作業なく、今まで通りカスタム曲が楽しめると思いますが…
「最悪の状況を避けるためのお守り」程度に思って、試していただければと思います。

別の確実な対策が見つかったときは、改めてご紹介しますね。
2023/07/27 追記
BMBFもバージョン1.17.0にて、v51に対応しました。
現在は「QAVS」でビートセイバーを改造し、「BMBF」でカスタムソングやModを導入することを推奨しています。
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