
QAVSが更新され、再びメタクエスト単体でビートセイバーの改造までできるようになりました。
これにより、以下の理由などでMBFが使えなかった人でもカスタム曲が遊べるようになります。
- iPhoneしか持ってない人
- Metaの開発者組織登録ができない人
- MBFでデバイスとQuestの通信がうまくいかない人
ただし、ほぼ全自動で準備をしてくれたMBFと違い、QAVSは多くの部分を自分で作業する必要があり導入の難度は少し高めです。

パソコンやAndroid端末が使える方は、これまで通りMBFを使ってカスタム曲を使えるようにしましょう
しかし、QAVSにはMBFには無かったメリットもあります。
QAVS with ADB Debugのメリット
- メタクエストだけでModの導入・削除ができる
- 最新バージョン ⇔ カスタム曲対応バージョンを簡単に切り替えられる
導入の難しい部分も画像付きで解説しているので、よく読んで1つずつ進めれば、必ずカスタム曲が遊べるようになります!
今回は、新しい改造方法「QAVS with ADBデバック」の手順を解説します!
あわせて読みたい!
カスタム曲を導入する前の注意事項
【免責事項】
これから紹介する方法は、Meta非公式の使い方です。
非公式の使い方には、以下のようなリスクがあります。(一例)
- 表示がおかしくなる
- ゲームやアプリが起動しなくなる
- MetaQuestが起動しなくなる
記事の内容をいきなり実施するのではなく、一度最後まで目を通してください。
内容を確認した上で、失敗したときのリスクを考え、「自分にできそうか」「それでも非公式な遊び方をしたいか」をよく考えてください。
この記事の内容に従った際に問題が発生しても、全て自己責任でお願いいたします。
カスタム曲がなくても、BeatSaberは40曲以上、有料DLC楽曲も含めると100曲以上プレイすることが出来ます。
カスタム曲やModは、あくまでも非公式の遊び方だということを忘れないでください。
【注意】カスタム曲導入と引き換えに遊べなくなるコンテンツ
メタストア配信の最新バージョンがカスタム曲に対応していない場合、カスタム曲をプレイするには必ずダウングレードする必要があります。
例えば1.28にダウングレードした場合、1.28以後に増えた無料曲(OST6)やDLC曲(「The Queen Music Pack」など)といった「追加コンテンツ」を遊ぶことはできません。
またオンラインプレイも、カスタム曲をプレイできるようにしたビートセイバーでは遊ぶことはできません。
オンラインプレイを可能にするMODもありますが、Discordなどで募集をかけてのプレイが中心で、公式オンラインのように「クイックマッチで知らない人とすぐプレイ!」とはいかなくなります。
追加されたコンテンツも、公式オンラインプレイも、最新版に戻すことで再びプレイできるようになります。
ただカスタム曲導入にこういった「デメリット」もあることは、導入前に覚えて把握しておきましょう。
QAVS with ADB Debug を使用する準備
QAVSを使う前に、以下2つの準備をしましょう!
共有アカウントからビートセイバーを削除

メタクエストの「マルチアカウント機能」を使用し、Quest内に複数のプロフィールを登録している人は、サブプロフィールからビートセイバーを削除しておいてください。
サブプロフィールでビートセイバーがインストール状態だと、改造中に行われるビートセイバーのアンインストールが正常に行われません。
なお導入が完了した後は、再びサブプロフィールにビートセイバーをインストールしてもOKです。
ただし「アプリの共有」機能を使っても、サブプロフィールでカスタム曲を遊ぶことはできません。
カスタム曲がプレイできるのは、メインプロフィールで起動したビートセイバーだけです。
必要アプリのインストール
QAVSを含む、以下の必要なアプリをメタクエストにインストールしましょう。
アプリ名のリンク先をダウンロードページにしていますので、apkファイルを入手してMobile VR Stationなどを使いインストールしておいてください。
Mobile VR Stationを使う方は、メタクエストで各アプリのダウンロードページにアクセスして、apkファイルをダウンロードしましょう。
なお各アプリは、基本的に最新バージョンをダウンロードしてください。
念のため私が検証したときに使用したバージョンを()内に記載していますので、もしこのページの通りにできないときは、記載のバージョンのアプリで試してみてください。
インストールが必要なアプリ
- Quest版ビートセイバー
- バージョンや改造済みを問わず、メタクエストにビートセイバーがインストールされている状態であればOK
- 本記事では最新版バージョンがインストールされている前提で解説しています
- QAVS(1.16.10)
- さまざまなQuestアプリの旧バージョンを入手できるアプリ、なぜかビートセイバーの改造もできる
- 上記リンクから次のファイルをダウンロード:com.ComputerElite.questappversionswitcher-Signed-signed.apk
- Lightning Launcher(8.4.0)
- メタクエストにインストールされているアプリを起動できるランチャー、今回はAndroid設定の起動に使用。
- 上記リンクから次のファイルをダウンロード:LightningLauncher.apk

インストールだけで起動はまだしないでください!
(このページと状況をそろえるため)
QAVS with ACB Debug でカスタム曲を遊べるようにする手順
『QAVS』と『Lightning Launcher』は、アプリライブラリの「提供元不明」フィルターから起動することができます。
「提供元不明」フィルターの場所は、メタクエストのアカウントにより異なります。
提供元不明が見つからない人は、以下の画像を参考してください。

(フィルター内)

(左の列の中)

(「アプリ」のフィルター内)
QAVS with ACB Debug でカスタム曲を遊べるようにするまで、以下7ステップに分けて解説します。
- ADB Debugを有効にする
- データのバックアップ(必要な方のみ)
- QAVS上でMetaにログインする
- ビートセイバーのダウングレード用apkを手に入れる
- ダウングレード用apkにPatchを当ててインストールする
- 改造したビートセイバーにModsをインストールする
- ビートセイバー内でカスタム曲を追加する

慣れていない方でも、ゆっくり確認しながら1時間程度で最後までできるかと思います。
メタクエストを再起動すると手順5が失敗しやすくなるため、可能な限り1~5は通してやりましょう!
(作業前にこのページを最後まで読み、全体の流れを把握しておきましょう!)
QAVSの「Setup Assistant」機能について
QAVS起動時に表示される「Setup Assistant」を使えば、画面の指示に従いステップバイステップでビートセイバーを改造できます。
しかし、私が試した範囲ではエラーが発生し落ちることが多かったため、今回の解説では使用していません。
特に1.28のパッチ当てをSetup Assistantで行うと100%失敗します。(適用するパッチの種類が間違っている:QAVS Ver.1.16.10時点)
解説では安定性を重視し、Setup Assistantで行うことをメニューから1つ1つ選んで行います。
順番もAssistantとは異なり、作業の難しいところから先に行うようにしています。
最難関から始まりますが、これがクリアできれば複雑なところはないので頑張りましょう!
ADB Debugを有効にする
初めにADB Debugを有効にします。
一番難しいところですが、これができないと他をいくら進めても意味が無いので、初めにやってしまいましょう。
以後、操作が必要なところに黄色マーカーを引いています。
画像と解説をよく読んで慎重に作業を進めれば、必ずできます!


QAVSの初回起動時のみ、【すべてのファイルへのアクセス】の表示が出るので、スイッチを有効にして左上の「←」をクリックしましょう。
その後、「Setup Assistant」画面が表示されるので、下部に表示されている「Skip setup assistant」をクリックしてください。

[Backup]メニューが表示されるので、左の列から[Tools & Options]をクリック。
右のToolsメニュー一覧から「Open ADB Settings」をクリック。

ウィンドウのタイトルバーをコントローラのグリップボタンで掴み、QAVSのウィンドウを左側に移動する。

ライブラリの提供元不明フィルターから『- Lightning Launcher -』を起動。

上部に表示されているグループから「Apps」をクリック。
インストール済みApps(2Dアプリ)一覧から、『Android Settings』を起動。

Androidの設定一覧が表示されるため、「システム」をクリック。

「開発者向けオプション」をクリック。
「開発者向けオプション」が一覧にない場合
以下の手順でAndroidの開発者モードを有効にしてください。
Androidの設定一覧 → ヘッドセットについて(一番下) → 「ビルド番号」(一番下)を10回クリック → 「開発者向けオプションが有効になりました」の表示を確認


「開発者モードの有効化」にMetaの開発者組織登録が必要かもしれません。
私も確証がないので、開発者組織登録してなくても有効化できた方は、コメント欄でご一報いただけると嬉しいです。

「ワイヤレスデバッグ」をクリック。(スイッチをクリックしないよう注意!)

「ワイヤレスデバッグの使用」のスイッチを有効にする。

全画面で【このネットワークでワイヤレスデバッグを許可しますか?】の表示が出るので、「このネットワークから常に許可」をクリック。(もしこの表示が出ない場合は、メタクエストを再起動してやり直す)

画面が戻るので「ペア設定コードによるデバイスのペア設定」をクリック。

「デバイスとのペア設定」が表示されるので、以下の通りQAVSに入力。
- 左の入力欄(Port) → 「IPアドレスとポート」(下段)のポート部分(「:」以降の数字)
- 右の入力欄(Code) → 「Wi-fiペア設定コード」(上段)
QAVSに入力した数値に間違いないことを確認したら、「Pair」をクリック。
間違いがなければ、「デバイスとのペア設定」の表示が自動的に閉じます。
もし閉じない場合は、QAVSを再インストール → メタクエストの再起動をして頭からやり直してください。

続いてQAVSに表示される入力欄に、ワイヤレスデバッグのデバイス名の下に表示されている「IPアドレスとポート」のポート部分(「:」以降の数字)の数値を入力。
数値が間違いないことを確認して、「Connect」をクリック。
「Connect」をクリックした後が不安定で、フリーズしたように見えるときもありますが根気よく待ちましょう。
何回か画面推移したあと、[Tools & Options]や[Backup]、[Setup assistant]のいずれかの画面に戻れば成功です。(待機目安:最大3分)
もし全画面で【「QuestAppVersionSwitcher」は応答していません】の表示が出たときは「待機」をクリックしてください。
もし「Connect」を押したあと、画面が推移しない場合は、QAVSを再インストール → メタクエストの再起動をして頭からやり直してください。
データのバックアップ(必要な方のみ)
現在インストールしている最新版のビートセイバーの「ゲーム本体(apk)」と「ゲームデータ(「app data」フォルダおよびobbファイル)」をバックアップしましょう。(ハイスコアデータなども含む)
ここでバックアップすることにより、カスタム曲導入後も素早く最新版に戻せるというメリットもあります。(主にオンラインモードや最新のDLCを遊ぶ人用)
バックアップはストレージ容量を消費(1GB前後)しますので、不要な方は飛ばして次の手順へ進んでもOKです。

左の列から[Backup]をクリック。
右のBackupメニュー一覧にある「Create backups」の入力欄にバックアップ名を入力。(分かりやすい名前であれば何でもOKですが、日本語は使わないこと推奨)
すぐ下の「Create backup」をクリック。
バックアップの取得が始まるのでしばらく待つ。(待機目安:最大1分程度)
下に「Backup of com.beatgames.beatsaber with the name (入力した名前) finished」と表示され、中央上の一覧に表示が増えていればバックアップ成功です。
バックアップの取得が始まらない
「Create backup」をクリックした際に、「Please select an app first via...(以下略)」という表示が出る場合は、次の通り対処してください。

- 一番上の「Change app」をクリック
- 一覧から「com.beatgames.beatsaber」を選択
これでもう一度「Create backup」をクリックすれば、バックアップの取得が始まるはずです。
QAVS上でMetaにログインする
改造に必要な「ビートセイバーの旧バージョンのゲームデータ」を取得するには、QAVS上で「ビートセイバーを購入したMetaアカウント」にログインする必要があります。

左の列から[Tools & Options]をクリック。
右のToolsメニュー一覧から、下の方にある「Login」をクリック。

Login infoが表示されるので、「Login」をクリック。

Metaのログイン画面が表示されるので、ビートセイバーを購入したMetaアカウントでログインする。(「ログイン情報の保存」は不要(後で)でOKです)

ログインに成功すれば【http://127.0.0.1 のページ:】に「logged in」と返ってくるので、「OK」をクリック。
ビートセイバーのダウングレード用apkを手に入れる
QAVSではカスタム曲に対応/非対応 問わず、全てのバージョンにダウングレードできます。
しかし記事執筆時点において、対応Modの種類数を考えるとダウングレード先は「1.37.0(カスタム曲対応の最新版)」か「1.28.0」の2択と言っていいでしょう。
「1.35以上」と「1.28以下」で手順が異なる場面がこの先にあるので、自分がどのバージョンにダウングレードしているか忘れないようにしましょう。

Mod導入までのエラーを少しでも避けたい人は「1.28.0」を、カスタム曲プレイ時のエラーを少しでも避けたい人は「1.37.0」を選びましょう
(改造対応のビートセイバーバージョン一覧とそのバージョンに対応したModの確認方法は少し下に書いてます)

左の列から[Downgrade]をクリック。
右の画面のResults以下から、【Beat Saber (Quest 2,Quest Pro,~以下略】の「Details」をクリック。


ダウンロード可能なバージョン一覧が表示されるので、好きなバージョンの「Download」をクリック。
一番上にカスタム曲対応の最新版バージョンが表示、1.28などは下にスクロールした先にあります。
カスタム曲対応のバージョンと各バージョン対応のModを確認する
「See avaliable mods」をクリックすれば、Mod一覧ページに移動できます。

「Select a game version」で対応バージョン一覧が、バージョンを選択すればその下に使用可能なMod一覧が表示されます。
確認を終了したい時は、左の列から「Reload」をクリックすれば、「Details」を選択する画面に戻れます。

過去バージョンのapkのダウンロードが自動的に始まるので、「Close Popup」をクリック。
通信状況によりそれなりに時間がかかるので、完了するまでしばらく待ちましょう。(1.35以上の場合は2ファイル、1.28以下の場合は1ファイルダウンロードします)

ダウンロードが完了したら、このままインストールするか改造(パッチ当て)するかの選択肢が表示されます。
カスタム曲を遊ぶには改造する必要があるので、「Mod Version」(改造)をクリックしましょう。
ダウングレード用apkにPatchを当ててインストールする
ここから再開する方
apk入手後にQAVSを終了した方は以下の手順で再開できます。
左の列[Backups] → 取得済み一覧の右側にある「Mod this version」をクリック。
ここで「1.35以上」と「1.28以下」で必要な手順が一部異なります。
タブで切り替えられるようにしているので、インストール中のバージョンに合わせた方でパッチ当てをしてください。

左の列で[Mod my game]が選ばれていることを確認。
右の最上部にある【Selected Backup】に「Beat_Saber_1.37.0_9064817954_Dongraded」と表示されていることを確認。
Patching optionsの下にある【Modloader】で「Scotland2」が選ばれていることを確認。
【Selected Backup】と【Modloader】に間違いないことを確認したら、「Patch it now」をクリック。

パッチ処理が始まるので、終了するまで待つ。(待機目安:最大2分)
パッチ処理が完了すると、そのままインストール処理が始まります。

Step1では、現在インストールされているビートセイバーをアンインストールします。
「Start uninstall」をクリック。

システムからアンインストールするか聞かれるので、「OK」をクリック。

Step1.1では、ビートセイバーが正常にアンインストールされたか確認が入ります。
「Continue」をクリック。

Step2では、先ほどパッチを当てたビートセイバーをインストールします。
「Install app」をクリック。

初回のみ「QAVSからアプリをインストールできません」とシステムから警告が表示されます。
「設定」をクリック。

【不明なアプリのインストール】が表示されるので「この提供元のアプリを許可」のスイッチを有効にする。

システムからBeat Saberをインストールするか聞かれるので、「インストール」をクリック。
もしこの時に「インストール」をクリックできなくても、次のステップで未インストールを検知して「インストール」の表示を出してくれるので、気にせず進みましょう。

【アプリを復元】が表示されるので、「閉じる」をクリック。
なお「復元」をクリックすると、今インストールした改造ビートセイバーがアンインストールされ、メタストアから最新のビートセイバーがインストールされます。(その場合、インストール完了を待って「ここから再開する方」からやり直し)
たまに【アプリを復元】が表示されないことがあります。
その場合は無視して次へ進みましょう。

インストールが完了したら、左上の「←」をクリック。

Step2.2では、カスタム曲やModの動作に必要な権限をBeat Saberに付与します。
「Grant access」をクリック。

【すべてのファイルへのアクセス】の表示が出るので、スイッチを有効にして、左上の「←」をクリック。

Step2.3では、ゲームの動作に必要なゲームデータファイル(.obb)を復元します。
「Restore App Data」をクリックして、少し待ちます。(待機目安:最大30秒)
復元処理が1秒未満で終了するときは、obbファイルの復元に失敗しています!
この問題の対処法は「obbエラー」の項目をご確認ください。
対処後は、「複数のバージョンを使い分ける」を参考にバックアップデータからビートセイバーをインストールしましょう。

Finished!の表示が出れば、パッチ当ては完了です。
「Close」をクリックして、次の手順に進みましょう。

左の列で[Mod my game]が選ばれていることを確認。
右の最上部にある【Selected Backup】に「Beat_Saber_1.28.0_4124311467_Dongraded」と表示されていることを確認。
Patching optionsの下にある【Modloader】を「QuestLoader」に変更。
【Selected Backup】と【Modloader】に間違いないことを確認したら、「Patch it now」をクリック。

パッチ処理が始まるので、終了するまで待つ。(待機目安:最大2分)
パッチ処理が完了すると、そのままインストール処理が始まります。

Step1では、現在インストールされているビートセイバーをアンインストールします。
「Start uninstall」をクリック。

システムからアンインストールするか聞かれるので、「OK」をクリック。

Step1.1では、ビートセイバーが正常にアンインストールされたか確認が入ります。
「Continue」をクリック。

Step2では、先ほどパッチを当てたビートセイバーをインストールします。
「Install app」をクリック。

初回のみ「QAVSからアプリをインストールできません」とシステムから警告が表示されます。
「設定」をクリック。

【不明なアプリのインストール】が表示されるので「この提供元のアプリを許可」のスイッチを有効にする。

システムからBeat Saberをインストールするか聞かれるので、「インストール」をクリック。
もしこの時に「インストール」をクリックできなくても、次のステップで未インストールを検知して「インストール」の表示を出してくれるので、気にせず進みましょう。

【アプリを復元】が表示されるので、「閉じる」をクリック。
たまに【アプリを復元】が表示されないことがあります。
その場合は無視して次へ進みましょう。

インストールが完了したら、左上の「←」をクリック。

Step2.2では、カスタム曲やModの動作に必要な権限をBeat Saberに付与します。
「Grant access」をクリック。

【すべてのファイルへのアクセス】の表示が出るので、スイッチを有効にして、左上の「←」をクリック。

Step2.4では、バックアップが正常に復元されたか検証します。
「Continue」をクリック。

Finished!の表示が出れば、パッチ当ては完了です。
「Close」をクリックして、次の手順に進みましょう。
改造したビートセイバーにModsをインストールする
ビートセイバーにModを導入できる状態になったので、カスタム曲などを実行する「コアMod」をインストールしましょう。
1.28以下のみ必要な手順
1.28以下の場合のみ、Modをインストールする前にビートセイバーを一度起動する必要があります。
通常通り、ライブラリからビートセイバーを起動しましょう。(QAVSは起動したままでOK)
起動後に曲をプレイする必要は無く、すぐに終了してOKです。

起動を忘れてModのインストールすると、表面上はModのインストールに成功していますが、ゲーム内でModの表示は出ません。
その場合、ビートセイバーを一度起動してから、改めてコアModをインストールしましょう。

左の列で[Get Mods & cosmetics]をクリック。
右のメニューから「Open Beat Saber Mods page」をクリック。


インストールしたビートセイバーに追加できるModが表示されます。
一番上にある「Download All Core Mods」をクリック。
右下に出ているインストール状況にて「All done」が表示されるのを待ちましょう。
ダウンロードボタンが反応しないとき
「Download All Core Mods」をクリックしても右下にインストール状況が表示されない場合、パッチの種類(【Modloader】)を間違えた可能性があります。
この場合、「ここから再開する方」を参考にパッチ当てからやり直してください。
コアModさえインストールすれば、ひとまずカスタム曲が遊べる状態になっています。
このタイミングでほかにインストールしたいModも追加してしまいましょう。
便利なModはいろいろありますが、今回はとりあえず全員入れるべきModだけを紹介します。
- BetterSongSearch
- ゲーム内でカスタム曲を詳細な条件で検索できるMod
- Chroma
- 演出を強化するMod
- このModが無いと遊べないカスタム曲がある
- Mapping Extensions
- ノーツ・壁・爆弾が細かく配置できるMod
- このModが無いと遊べないカスタム曲がある
- NoodleExtensions
- ノーツ・壁・爆弾がさらに細かく配置できるMod
- このModが無いと遊べないカスタム曲がある
- 【1.37.0のみ】PlaylistManager
- ゲーム内でカスタムプレイリストを追加・削除・編集できるMod
- 1.28.0ではコアModに含まれているので別途インストールは不要
- 1.37.0と1.28.0でModの使用方法が異なるため注意
(1.37.0:トップメニュー左の「MANAGE PLAYLISTS」から使用)
(1.28.0:「ソロ」モードのカスタム曲選択画面に表示されるプレイリスト追加・削除ボタンなどを使用)
あわせて読みたい!
これらのModも「Open Beat Saber Mods page」の先のページで「Download」ボタンを押せば追加できます。
コアModのインストール中にDownloadを押してもOKです。(「All done」の表示が最後に出るのを確認しましょう!)

QAVSのメニューに戻るには、右上に表示されている [QuestAppVersionSwitcher]をクリックします。

左の列で[Installed Mods]をクリックすれば、現在インストールされているModの確認や、有効化/無効化/削除ができます。
もし一覧に何も表示されない、あるいは状況が反映されていない場合は、[Tools & Options]から「Reload Mods」をクリックするか、QAVSを再起動しましょう。
ビートセイバー内でカスタム曲を追加する
ライブラリからビートセイバーを起動しましょう。(QAVSは起動したままでもOKですが、起動中にModの変更などしないようにしましょう)


起動時に【アプリを復元】が表示された場合、「アプリを開く」をクリックします。
【アクセスを許可】が表示された場合、「許可」をクリックします。
その後、ユニバーサルメニューが表示されたままになっている場合は、右コントローラのMetaボタンでユニバーサルメニューを閉じることができます。
なおカスタム曲を遊べる状態にしたビートセイバーは、起動時に異常終了しやすくなります。
5回試しても正常に起動しない場合は、コアModの導入ミスやModの競合など、何かしら起動できない原因があることを疑いましょう。
ビートセイバーのロゴから進まない
ビートセーバーのロゴが表示されロード中を示す白い丸が動き続けたまま、ホームにも戻れず電源ボタンで電源メニューしか出せない状態 になる場合、obbファイルの復元に失敗しています!
この問題の対処法は「obbエラー」の項目をご確認ください。
対処後は、「複数のバージョンを使い分ける」を参考にバックアップデータからビートセイバーをインストールしましょう。

ここまで問題が無ければ、メインメニュー画面の左側に【Mods】の項目が増えています。
「BetterSongSearch」(追加Mod)、もしくは「MORE SONGS」(コアMod)からカスタム曲を検索・追加することができます。

気になる曲を選択し、「Download」ボタンをクリック。
ダウンロードが終われば、「Donload」ボタンが「Play」ボタンに変化するのでクリック。
ソロモードに移動するので、「プレイ」をクリックすればカスタム曲を遊ぶことができます。
カスタム曲検索のコツ
ビートセイバーのゲーム内では日本語の検索ができないため、ローマ字表記で検索しましょう。(例:米津玄師 → Kenshi Yonezu)
曲名やアーティスト名以外にも、タイアップ番組名、海外での番組名(例:進撃の巨人 → Attack on Titan)などで検索すると、より多くの曲が見つかります。
公式曲も遊べる

上部にあるボタンから、公式曲とカスタム曲を切り替えることができます。
あわせて読みたい!
ビートセイバーでカスタム曲を遊べるようにしたあと
ここから先はオマケの情報です。
気になる人だけやればいい作業で、気にならないなら無視してもOKです。
バックアップからデータを復元する
データのバックアップで取得したデータを復元しましょう。
データの復元はQAVSではできず、Android用のファイラーアプリなどを使用してdatファイルを上書きする必要があります。
Android用のファイラーアプリは、公式でapkファイルが配布されている『Amaze File Manager』や『Material Files』などをMobile VR Stationでインストールしてお使いください。

Mobile VR Stationでも可能ですが「ファイルを表示させるひと手間」が必要です。
操作性や利便性を考えると、Android用のファイラーアプリを1つインストールしておくことをお勧めします。
※以下のコピー作業は、ビートセイバーを終了した状態で作業しましょう
- 【データ(コピー元)ファイルの場所】
- sdcard/QuestAppVersionSwitcher/Backups/(データのバックアップで入力したバックアップ名)/com.beatgames.beatsaber/files/
- 【データ(コピー元)ファイル名】
- AvatarData.dat(アバターデータ)
- PlayerData.dat(スコアデータ)
- settings.cfg(コンフィグデータ)
- 【データのコピー先】
- sdcard/ModData/com.beatgames.beatsaber/Mods/datakeeper/
- 同名のファイルが存在する場合は上書きしましょう
データファイルは、プレイ状況によって一部存在しないことがあります。
また全てをコピペする必要は無く、復元したいデータのみコピペしてもOKです。
最新版でデータを復元する
「datakeeper」フォルダでデータが復元できるのは、改造したインストールしたビートセイバーだけです。
最新版など改造に対応していないビートセイバーでデータを復元するには、Android/data以下のビートセイバーフォルダにデータファイルをコピペする必要があります。
Android/dataフォルダはセキュリティで保護されているため、普通のファイラーではアクセスすることができません。
以下のどちらかの方法を使って、データファイルを配置しましょう。
それぞれ解説ページへリンクしていますので、お好きな方法を使用してください。
データのコピー先パスは以下の通りです。
- 【データのコピー先】
- sdcard/Android/data/com.beatgames.beatsaber/files/
- 同名のファイルが存在する場合は上書きしましょう
不要になったデータを削除する


QAVSの[Backup]には、改造前の旧バージョンのゲーム本体やゲームデータが残っています。(「Mod this version」のボタンが表示されているのが、改造前のデータです)
改造してしまえば、改造前のデータは基本的に不要です。
ストレージ容量を圧迫するだけなので、削除するとよいでしょう。
削除したいバックアップを選択後、「Delete backup」→「Yes, Delete the backup」で削除することができます。
複数のバージョンを使い分ける

最新版のバックアップや、「1.28.0」「1.37.0」の改造済み(Modded)ゲームデータさえ残しておけば、あとはアンインストール⇔インストールで入れ替えて、必要Modを入れなおすだけで簡単にバージョンの変更ができます。
[Backup]画面でインストールしたいゲームデータを選択し、「Restore backup」をクリックすれば、簡単にバックアップからインストールできます。
1.28以下にModを導入する際には、インストール後に1度起動するのを忘れないようご注意ください!

改造した状態のビートセイバーは、ライブラリからアップデートできません。
最新バージョンに戻したい時はビートセイバーをアンインストールし、メタストアからインストールしなおしてください。
追加したカスタム曲が消える
1.28以下と1.35以上で、カスタム曲を管理するフォルダが変更されました。
- 1.35以上(SongCore)
フォルダ場所:ModData/com.beatgames.beatsaber/Mods/SongCore/CustomLevels - 1.28以下(SongLoader)
フォルダ場所: ModData/com.beatgames.beatsaber/Mods/SongLoader/CustomLevels
その影響で、「SongCore」フォルダに追加されたカスタム曲は1.28以下だと表示されません。
Android用のファイラーアプリなどを使い、「SongCore」フォルダに入っているカスタム曲データを「SongLoader」フォルダへ移動すれば、1.28以下でもプレイできるようになります。
なお1.28以下で追加したカスタム曲は、1.35以上でも問題なくプレイできます。
バージョンを使い分ける方はゲーム内でカスタム曲の追加は行わず、追加先フォルダが指定できる『QuestSongManager』などを使った方がよいかもしれません。
(2025/02/28 追記)
MapフォーマットV4で作成された曲も1.28以下では表示できません。(たみき さん、情報ありがとうございます!)
V4→V3変換Webツール(zipのみ対応)もありますが演出が変わってしまうため、できれば1.35以上で遊びましょう。
あわせて読みたい!
ビートセイバーインストール時のエラー対処法
私がQAVS with ADB Debug を検証する中で、遭遇した不具合とその解決方法についてのメモです。
ビートセイバー1.35以上バージョンのインストール時にobbの復元に成功しない(obbエラー)
このエラーが発生すると「1.35以上のビートセイバー起動時にビートセイバーの読み込みが終了しなくなる」症状が発生します。
この状態になると、基本的に電源ボタンからメタクエストを再起動するしかありません。
QAVSのGithubでの問題報告によると複数のデバイスがワイヤレスデバッグの「ペア設定済みデバイス」に登録されていると、再接続時(メタクエストを再起動した後など)にこの問題が発生し、ビートセイバーのインストールにエラー表示なく失敗するらしいです。(複数バージョンの使い分けでインストールする場合も含む)
以下3ついずれかの方法で改善されることがあります。(後の方法ほど、面倒だが確実に改善する)
- 『Android Settings』のワイヤレスデバッグにある「ペア設定済みデバイス」から、QAVS以外の接続デバイス(アプリ)を削除する
- ワイヤレスデバッグページの表示方法は、手順1:ADB Debugを有効にする を参照
- QAVS起動中であれば、QAVSには<現在接続中>の表記がでているので、それ以外のデバイス(アプリ)を削除する
※別のアプリに影響が出るかもしれないので、削除は慎重に行いましょう! - 接続デバイス(アプリ)削除後は、メタクエストを再起動しよう
- Shizuku+対応ファイラーアプリを使い、obbファイルを手動でコピーする
- 【obbファイル(コピー元)の場所】
sdcard/QuestAppVersionSwitcher/Backups/(データのバックアップで入力したバックアップ名)/obb/com.beatgames.beatsaber/com.beatgames.beatsaber/ - 【obbファイル名(コピー元)】
「main(中略)beatsaber.obb」という1GB以上のファイル - 【obbファイルのコピー先】
sdcard/Android/obb/com.beatgames.beatsaber/com.beatgames.beatsaber/
※同名のファイルが存在する場合は上書きする
- 【obbファイル(コピー元)の場所】
- QAVS with ADB Debug関連のデータを全て削除した後、改めてADB Debugを有効にしてビートセイバーをインストールする
- 次項に記載している【ADB debug のリセット】【QAVS のリセット】をしてから、[Backup]からビートセイバーを再インストール
なおobbファイルの復元が必要なのは1.35以上のバージョンのみであり、1.28以下のビートセイバーではこのエラーは発生しません。
どうしてもビートセイバーの起動時にロゴ画面で止まってしまう用であれば、1.28以下のインストールをお試しください。

検証した結果だと、1つ目と2つ目の方法は「解決すればラッキー」って感じです。
なぜ1度は解決できたのか、なぜ突然解決できなくなったのかが分からない……
全部消して初めからやり直す
- どこまで進めたか分からない
- 今どういう状況か分からない
- このページに記載のないエラーが出ている
など、どうしようもない状況になった場合、関連データを全て消して初めからやり直しましょう。
以下3つの状態をリセットしてメタクエストを再起動すれば、QAVS with ADB Debugを完全にアンインストールできます。
ADB debug のリセット
- QAVSを起動しておく
- 『 - Lightning Launcher - 』から『Android Settings』を起動
- システム → 開発者向けオプション → ワイヤレスデバッグ
- 最下段「ペア設定済みデバイス」から、<現在接続中>の表記があるデバイスの歯車をクリック
(<現在接続中>の表示がない場合は、「@localhost」で終わるデバイスを削除する) - 「削除」をクリック(1度で消えない場合は、消えるまで繰り返す)
- ワイヤレスデバッグのスイッチをOFF→ON
- QAVSのアンインストール
- メタクエストを再起動
QAVS のリセット
- Android用ファイラーアプリなどを使い、sdcard以下にある「QuestAppVersionSwitcher」のフォルダを削除する
- アプリライブラリの「提供元不明」から、QAVSをアンインストールする
obbエラーの解決が目的であれば、「sdcard/QuestAppVersionSwitcher/Backups」以下のフォルダ(バックアップデータ)は残しておいてもOKです。
1つ上に記載している【ADB Debugのリセット】をした後、Backup以外のフォルダ・ファイルを削除してからQAVSをインストール。
「複数のバージョンを使い分ける」を参考にバックアップデータからビートセイバーをインストールしましょう。(この後の【ビートセイバーのリセットも不要】)
ビートセイバー のリセット
- ビートセイバーをアンインストールする
- Metaストアより最新版のビートセイバーをインストールする
- 起動して【アプリを復元】が表示される場合は「復元」をクリックして、もう一度最新版のビートセイバーをインストールする
- 【アプリを復元】が表示されなくなるまで、復元とインストールを繰り返す
【最後に】「1.37.0」と「1.28.0」どちらを入れるべきか?
新しいビートセイバーの改造方法、「QAVS with ADB Debug」の使い方を解説しました。
最後に、QAVSで「1.37.0」「1.28.0」どちらのビートセイバーを入れればいいか、私が感じたメリット・デメリットをまとめました。
1.37.0のメリット・デメリット
- メリット
- 比較的最新のDLCも遊べる
- カスタム曲読込みの問題が少ない
- デメリット
- obb復元ミスが起きる(メタクエスト再起動後)
1.28.0のメリット・デメリット
- メリット
- obb復元ミスが起きない
- Mod『VRM Qavatar』が使える
- デメリット
- 最近作成されたカスタム曲がプレイできないことがある
これといったこだわりが無ければ「1.37.0」をオススメしたいところですが、インストール時のobbエラーが唯一にして最大のデメリットです。
QAVSのGithubで問題報告はされているので、いずれバージョンアップで改善するとは思いますが…
一方「1.28.0」はobbエラーが無く、初めてカスタム曲を導入する方にはコチラをおすすめしたいところです。
しかし、忘れたころに「なぜかプレイできないカスタム曲がある」と問題に遭遇しやすい点がデメリットです。
「1.37を入れなおせば遊べるのか―」と入れなおす初心者にobbエラーが襲う……というのも、予測できる問題です。
「それなら初めから1.37.0を入れた方がいい」というのが、私の結論です。
obbエラーについて何度も書いてきましたが、実は初めから最後まで通して導入する分には、エラーが発生したことはありません。
メタクエストを再起動するとADB Debugの処理がおかしくなるようで、以後インストールに失敗しやすくなります。(ただしエラー表示は無し)
上記の理由から、特にModにこだわりがなく「カスタム曲が遊べればそれでいい」なら、「1.37.0」の導入をおすすめします。
以上、何かしら参考になりましたら幸いです。
おすすめの記事
ASMR音声は「耳で楽しむVR」(無料作品もあります)

パソコン不要!実用性抜群のメタクエスト専用のR18同人VRゲーム。
VRで女の子の部屋で楽しんでもいいし、MRで自分の部屋で楽しむこともできる!
※メタクエストにインストールする方法はコチラの動画を参照。